江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

クラブと勉強の両立について

exajoe2010-04-08

 クラブと勉強は両立するかどうかというのは高校生にとって永遠のテーマである。そして、たいていの生徒にとってこれは不可能である。だからこそ一部の受験少年院と揶揄される私学では、クラブ活動をさせずに放課後に8時間目の授業をさせるところもあるという。8時間目があれば部活動への参加不可能である。確かにそうすれば受験の実績は上がる。生徒に勉強しかさせないというやり方は確実に効果を上げるだろう。そして親たちはそうした「受験少年院」に我が子を入れたがるのである。一方、伝統的な公立高校や私学の多くは、ほどほどに部活動も盛んだし、先生方も学校を受験少年院にすることに対して乗り気ではない。だから中途半端な受験の実績と中途半端な受験体制ということになるのだ。
 果たして部活動が高校教育に必要なのか否かという議論もあるが、少なくとも私は部活動と高校生活はセットで存在するものだと思っているし、勉強だけの高校というのは大きな塾みたいなものだと思っている。そんなところに通わされる生徒はかわいそうだと思うのだ。
 学校というのは受験勉強だけをするところではない。そこでは友人もできるし、人生について考える場でもある。体育や芸術系の授業もあるし、学校によっては宗教の時間もある。カリキュラムの中には受験で選択しない科目もたくさんある。それらの学習もすべてひっくるめて「学校」なのだ。
 体育は受験に無関係だからやらないとか、美術や音楽は習わなくてもいいという学校が出現すれば文部科学省はそれを認めないだろう。
 ごく一部の成績の良い勉強の出来る生徒たちにとって、クラブ活動というのは貴重な「余暇」活動である。そこでの息抜きは勉強の効率を上昇させるのだ。だから「両立」ではなくて、うまく「ガス抜き」がそこでできるのである。そういう生徒というのはかなり能力が高いごく一部の存在である。しかし、そういう生徒を例に出して「ほら、○○さんは両立できている」というふうに言われても、そんな能力のない普通の生徒は困ってしまうのだ。普通の生徒にとってはやはり、クラブか勉強かいずれかしかできないのだから。そこでクラブを選んでしまったら勉強がおろそかになってしまう。それは本人の能力の問題であり、怠けてるということではない。

投票ありがとうございます。(←ランキング上昇に協力お願いします。)


楽天カードに入会すれば2000ポイントプレゼント。
恋人にはマウスを贈ろうキャンペーン中! 激安メモリを買うなら上海問屋 上海問屋 互換インク即売所
windowsXPプレインストールのノートパソコンがたったの3万で買える!
格安価格で本を書う  アマゾンのエコストア
江草乗にメールを送る人はここをクリック      江草乗応援プロジェクトにちじぃうざあっき