江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

和泉市横山の軍人墓地のこと

exajoe2009-11-12

 11月3日に母と一緒に墓参りに行った。その時に書いていなかったことを思いだしたので書いてみることにする。クルマの後ろの方に整然と並んでいる同じ大きさの墓石が、軍人墓地となっている。不思議なのは、戦後60年以上になるのに、見ていると時折墓参の方が訪れることだった。少なくともそこに葬られている方に直接つながる方々が今でもかなり存命だからであろうか。墓石の横には亡くなった場所などが記される。その中に、昭和22年にシベリアで亡くなった方の墓もあった。
 上の方に見える少し大きめの墓石のものは、階級の高かった方の墓なのだろうか。こんな田舎の村からも多くの方が出征して、その中には戦争が終わってからも帰国できずにシベリアの土になった方いたのである。こんな田舎であっても、戦争はちゃんと日常の世界と共にあったのかとなんともやりきれないような気持ちになった。

 軍人墓地といえば、大阪の玉造にもある。そこにも、やや小さめの墓石が整然と並んだ空間がある。国家のために犠牲になった多くの名もない兵士たちを弔うこの集団墓地は公費で建設されたのだろうか?墓石がみんな同じ規格なのはそういう理由なんだろうかと思ったのだが、戦死の時期はまちまちである。いつ頃この軍人墓地は整備されたのだろうかと不思議に思ったのである。
 「お国のために戦って死んだらこうしてお墓まで建ててもらえる」というのは、立派な墓も建てられない貧しい人たちにとってはどんな意味があったのだろうか。こんな小さな村の人口のどれだけが出征して、どれだけが異国の土になったのか。墓石に刻まれたシベリアや中国の文字を見ながら、私はどうしてそんな遠くにまで行かされたのだろうかと彼らの不幸を思った。最後の瞬間に、彼らは故郷の風景を思い浮かべただろうか。この高台にある墓地から見下ろした風景を彼らは生前一度でも見たことがあったのだろうか。

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