電車でモバイル
今、米原行き快速の車内である。今日は滋賀県へ出張なんだが、クルマと違って電車の場合は移動中にパソコンが使えるからいい。電波状況も安定している。そういうわけでモバイルインターネット中である。新幹線の速さでは無理だが、このくらいの速さならＯＫみたいである。高槻を過ぎれば快速は各駅停車になるし。（どうしても座っていきたいから、新快速には乗らない）
少し早くついたので、大阪駅で時間をつぶそうと思ってあちこち歩いてみたがどこもあいていない。当たり前で時間はまだ７時前なのである。フロートコートというところにネカフェがあったはずだと思って行ってみたが、営業時間は８：００からだった。あきらめてマクドに行くことにしたが、阪神百貨店地下二階のマクドはもしかしたら圏外かも知れない。そういうわけで、阪急の方に移動して、梅田食道街の北端にあるマクドの二階に入った。店内が朝帰りとおぼしき若者で埋まっていたのにおどろく。空席をやっと見つけて座ったが、なんと電波が入らない。なんのためにマクドに入ったのかと嘆く。ただ、このマクドには常盤貴子に似ためっちゃ美形のお姉ちゃんがいたので許す。
電波が入らない場所にいても意味がないので早々に出て、大阪駅の構内を放浪する。喫茶店があっても喫煙者で埋まっていたりしてなかなか好適な場所がなく結局モバイル難民のまま過ごしてしまったのである。ちゃんと座ることができてパソコンを置ける机があって、そして快適に電波が入るような場所をどこにでも提供することがＩＴ社会の必須条件だと思うのだが、どうも大阪駅はその条件を満たしていないのである。困ったことである。結局パソコンを開いてネットにつなぐことができたのは電車に乗ってからであった。
朝は雨が降っていたのだが、滋賀県に入ってからは天気も回復して、琵琶湖を遠望しつつ眺めのいいところでお仕事である。この平べったい大津プリンスホテルが気になって仕方がない。丹下健三の設計だそうだが、まるでカードみたいな形である。こんなのは風で折れたりしないのだろうか。もう少し厚みを持たせた方が耐震上もいいような気がするのだがどうなんだろうか。全室レイクビューということでこんな形になったのである。
私は高層建築が好きである。しかし、それは「見たい」「登りたい」であり、住みたいではない。そんなところに住むという感覚がどうもわからないのだ。自分が宿泊したホテルでもっとも高層階だったのは幕張プリンスホテルだろうか。今はアパホテルになってしまったが、あのかなり上の方の階に宿泊したことがあった。もしも高層マンションの一室をトレーディングルームにして、下界の景色を眺めながら取引できるならどんな感覚だろうか。今の毎日が綱渡りのような相場で、私をファンドマネージャーに起用して空売りでボロ儲けするファンドを運用させてもらえるチャンスを誰かがくれないだろうかと、ふっと思うのである。もしも大学入学時からやり直せるのならば自分はきっと経済学部に入っていたと思うし、バイトでしっかりと稼いだゼニを元手に投資家の道をまっすぐに歩んだだろう。そして確実に３０代、４０代までにかなりの資産を築いていただろうと思う。かなり遅れて参加した投資家である自分は、バブル崩壊もＩＴ景気の時も投資などに興味はなかった。いわば今回の世界恐慌がデビュー戦みたいなものである。これまでの数年間は勘を養うための練習試合みたいなものであり、今までにこんなに毎日の動きがダイナミックだったことはない。劇的に負けるけど劇的に勝つこともできる。だからこのチャンスをしっかりと活かしたいと思うのである。
出張を終えて、梅田で小腹が空いたのでちょっと寄り道した。梅田ナビオのシネコンのところの南側にある揚子江ラーメンで、お気に入りの細麺の塩ラーメンを食べる。こういうあっさり味が私の好みなのである。その後阪神百貨店によっていか焼きも食べた。それから帰宅したのである。出張したときは梅田でちょっと食べ歩くのはいつものことである。
私の暴論の一つなんですが、悲惨な鉄道自殺をなくしたいので
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