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妻の実家から電話があった。３年ほど前にインターネットがしたいという妻の父の要請でノートパソコンを買ったのだが、そのパソコンが「領域不足」というエラーが頻繁に出るようになってちゃんと使えないのだという。電話で聞いたところ、なんと６０ＧＢあるはずのハードディスクの空き領域が残り３００ＭＢほどになってるのだという。どっひゃ〜である。そういうわけで出張してきたのである。
さて、ＨＤＤの中味がそんなにいっぱいになってしまった原因は何か。私はＨＤＤの中のフォルダをチェックしてみた。そして、ＷＩＮＤＯＷＳフォルダが以上にでかいことに気がついたのである。それでＷＩＮＤＯＷＳフォルダの中に何があるかを探って、一つ一つのフォルダを調べた。すると、その中のひとつであるＴＥＭＰというフォルダの中味が４７ＧＢもあったのである。どっひゃ〜である。いったい何がそこに存在するのか。開いてみるとそこにはKAVの文字列からはじまる、拡張子がＴＭＰのファイルがなんと８万個ほど存在したのである。これが原因だったのだ。とりあえずこれをみんな掃除（削除）しないといけない。私はその８万個の削除を開始した。
無事に削除が完了して、ＨＤＤはすっきりした。次にその原因を取り除くことになる。原因はわかっている。ウイルス対策で入れてある「キングソフト インターネットセキュリティ」のせいである。こいつがパソコンを起動するごとにこのフォルダにこのＴＭＰファイルを作成していて、そいつが削除されずに残っていたのである。だからこの迷惑なソフトをアンインストールして、別のウイルス対策ソフトを入れ直すことになる。
私はとりあえず無料のウイルス対策ソフトであるＡＶＧをインストールした。それで様子を見つつ、何かを買って導入するならそのときに改めて考えようと思ったのである。
しかし、「キングソフト インターネットセキュリティ」を入れたときは年間で１０００円弱という安い費用なのでいいかと思ったのだが、こんなひどい欠点があったとは初めて知ったのである。
ただ、インストールしたのも自分なので、そのトラブルの責任は自分にもあるわけで、やはりパッチもんのソフトは怖いなあと思った次第である。（ちなみにパッチもんというのは関西で使われる「まがいもの」とか「安物」という意味に近い言葉である。）
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