外は一面の雪景色
こんなに雪が降ったのは大阪でこの冬初めてである。学校のグランドも雪で真っ白になった。よりによって、私立高校の統一入試の日がこんな大雪になるなんて・・・とその巡り合わせに不思議なモノを感じてしまうのである。もしもこの大雪が３時間早く降り始めていれば、出勤時の私を直撃して遅刻を余儀なくされただろう。幸いなことに雪が降り出したのは私が職場に着いてからであった。そういうわけで無事に入学試験は行われ、窓の外に激しく降り続く雪を見ながらの試験監督・そして採点作業だった。
試験が終了する時間の頃には、校門の所はきれいに雪かきされていた。受験生が雪で滑るのも縁起が悪いだろうからという配慮だったのだろうか。その雪がまだシャーベットのようになったままの道路を、私は帰路についた。
帰りに北花田のアウトレット店に寄り道した。いつもながらここにある激安品には驚く。たとえばこの液晶テレビはどうか。ＳＯＮＹの４０型の液晶テレビがなんと128000円なのである。びっくりである。
こうなるともうどこまで安くなるんだよとただもう驚くしかないのである。シャープがいくら液晶に巨額の設備投資をしてサカイに新工場を造って競争に勝ち抜こうとしても、価格下落はそれを超えた速度で進んでいくわけだ。せっかく生産してもどんどん値崩れしてしまうのなら意味がないかじゃないかと思う。競争相手のサムスンとかＬＧもどんどん安いのを出してくるわけで、液晶戦争は泥沼である。そこに有機ＥＬなんてものも加わってくるのだからこんな競争の激しい所をどう戦うのかと思う。CANONもテレビを出したいようだが、採算を考えれば得意分野だけでやってれば十分だろう。
他にも安いものがあった。イーマシーンのデスクトップ本体のみ（ちょっとでかい筐体）がオフィス2007付きで48000からだった。ＯＳ（ビスタ）も入ってその値段なのである。48000円からＯＳとオフィスの値段を引いたらいったいいくらなんだと驚く。オフィス2007はいらないからあと２万円引いて28000円にしてくれたら即座に買うのに（笑）と思った。
ＮＥＣの２年くらい前のデスクトップ（17液晶ＣＲＴ付き）がオフィス2007付きで９万、こちらはもう少し引いて欲しいなあ。68000円のACERの無線LAN内蔵ノートもあった。これも実に安い！ 新品なら型落ちでもいい、安かったらそれでいいという方にはお勧めである。
この「新生活応援セット」というのにもびっくりである。２ドアの冷蔵庫も15000円で売られていたが、電子レンジ4500円、炊飯器5000円、電気ポット1500円という価格で１人暮らし用の用品が一気にそろってしまうのである。大阪府立大とかに通うことが決まった学生なら迷わず北花田に寄って、このアウトレットの店ピットワンで新生活の用品をそろえるべきだろう。炊飯器はままごとサイズにしか見えない大きさの３合炊きだったが、一人暮らしの女性ならこれでも十分だろう。電子レンジなんて、昔は20万円くらいするものだったはずだ。自分がまだ中学生くらいの時に我が家にやってきて、物珍しくて何も入れずにチンしたら壊れて修理に出したことを思い出す。
極めつけはこのＣＤＲだ。といっても音楽をＣＤで聴くという習慣はもうすぐ崩壊するかも知れないので、そうなるとＣＤＲで音楽を焼く必要などなくなってしまうのだが、そのせいでこんなに安くなったのだろうかと思うほどの低価格なのである。
写真中央のマクセルのホワイトレーベルのＣＤＲは、スリムケース付きなのに20枚で580円なのである。一枚あたり29円だ。100円ショップでＣＤケースが３枚100円くらいで売ってることを思えば、中味のＣＤＲは一枚4円くらいという計算になるわけでとにかくめちゃんこ安いのである。もちろんＤＶＤ-Rなんかも安く売られている。とにかくこの安さは暴力的だ。
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