終業式

　一学期が終わった。通知票を配布して、教室の私物を持ち帰るように指示して、そして長かった一学期がやっと終了したことになる。しかし、これで終わったわけではなく来週は夏期講習があるし、まだ部活の方も残っている・・・というか部活はこれからが本番なのだ。そういうわけで終わったようで全然終わっていないのである。
　さて、この始業式とか終業式というイベントの意味はいったい何なのだろう。たいていこのセレモニーはグランドで生徒を整列させて執り行われる。そこで校長先生のお話があって、表彰があって・・・という流れである。それ自体どこの学校もおそらくは同じようなパターンで行ってるはずなのだが、この日には基本的に授業がない。このセレモニーだけの日が年間に６日あるのだ。生徒にとっては「早く帰れる嬉しい日」ということになるのだろうか。
　この一日に授業をやらないのはもったない！とその日もガンガン勉強させる学校というのも世間にはきっとあるような気がするのだ。この日に模擬試験や実力試験を入れてる学校もどこかにありそうだ。でも、そういう日程にする学校にはどこか余裕のなさを感じてしまうのも事実だ。

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