終末の日はあるのか

　いつまでも上昇し続ける相場というものはない。下がってるモノはいつかは下げ止まるし、上がってるモノもいつかは終焉の日が来る。それは一種の投資性善説みたいなものだが、もしも世界の株式市場が全部値上がりし続ければそれは富が自己増殖をして拡大するということであり、投資家全員がハッピーになれるのではないかと昔考えたことがあった。実際は上昇相場でも損をしている人はたくさんいるわけで、そんなに単純なモノではない。自分だって夏休みとかでパソコン画面に張り付いてデイトレしているときに、ちょっとしたタイミングのずれで勝ち負けが逆になってしまうことが数え切れなくあった。
　なんでこんな高いところで飛びついて買ってしまったのだろう。てっぺんで買ったじゃないか。
　なんでこんなに下げてるのに空売りしてしまったのだろう。底で売ったじゃないか。
　そのようなミスがなぜか発生してしまうのが、ザラ場の取引である。「こんなふうになったらこうして」と手堅く予約注文してるときはそんなことは起きない。すべて必然の中で収まっているからである。しかし、その必然というのは大きな利益をもたらしてくれるものではないのだが。
　なかなか勝てない投資家が、



みたいな情報サイトに頼るのもよくわかる。誰もがどうしたらいいのかわからないような海に投げ出されて溺れないように必死で株式投資しているからだ。たとえ月２万円の会費であっても、月に２０万円勝てれば十分にもとはとれるのである。自分も必死で研究して予測するのだが、当たったりはずれたりはずれたり・・・でなかなか常勝投資顧問になどなれない。曲がり屋と呼ばれることはあっても・・・である。

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