黄砂の馬鹿野郎

　あまりに黄砂の汚れがひどいのでクルマを水洗いした。近所のクルマもみんな黄砂でどろどろである。なんて迷惑なんだ。日本中のクルマの洗車代はいったいどれほどかかってるだろうか。これというのもすべて中国政府の責任である。逆の立場を考えてみればいい。もしも日本と中国の立場が逆だったら、絶対に「黄砂に対するお詫び金」を請求してきたに決まってる。むこうはそんな国なんだ。だったら先手を打ってこっちから要求すればいいんだ。
　今オレの花粉症はヒノキ花粉によるらしい。しかし、ヒノキだけだろうか。黄砂も原因物質であるとよく言われるのである。だったらその黄砂をなんとしても阻止して欲しい。そのためにはどうすればいいのか。ゴビ砂漠をなくせばいいのだろうか。ゴビ砂漠の全域に植林すれば砂はとばなくなるのだろうか。しかし、そのためにはどれほどの経費と時間が掛かるだろうか。鳥取大のセンセイだったか、砂漠に植林している方の話を以前にテレビで見たことがあるが、どのくらいの面積の緑化に成功したのだろうか。
　日本の山はどこも森林に覆われていてハゲ山などない。もちろん気候のせいもあるだろうけど、国民性みたいなものの違いもあるはずだ。木を伐りだした後そのまま放置したかあるいはもう一度植えたか。

砂漠化防止への挑戦―緑の再生にかける夢 (中公新書)

中国の環境政策 生態移民―緑の大地、内モンゴルの砂漠化を防げるか? (地球研叢書)

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