スカイプ

　ご近所さんがパソコンにスカイプを組み込んで欲しいというので、さっそくその作業をした。そして無事にスカイプを設置するのに成功した。これがあるといつでも無料で電話できるのだなと思って、だったら自分もつければいいわけだが考えたらインターネットするようになって遠くの人ともメールでしかやりとりしなくなって、電話で話すという習慣はかなり失われてしまったなあと思う。そう、ちょっとした連絡もメールという文字のやりとりである。たとえば妻に「そろそろ蛙」とメールすると、あと20分くらいで帰宅するという意味である。たぶん通話料金よりも安いはずで、家族間のメールは確か無料だったか、そのあたりよく覚えていないのだが確かにメールで済ませるようになった。そんな時代に逆に音声通話するということは不思議な感じなのである。
　梅田のソフマップで、バッファローのスカイプ対応キーボードが９８０円で売られていたことを思いだした。キーボードのはじっこに受話器を載せる台があって、そこにオモチャのような小ぶりの受話器がのっかっていた。こんなのだけでスカイプができるのかと不思議に思ったものである。今にパソコンにはスカイプがつきものになり、スカイプネームを名刺に入れるようになり、固定電話を取り外してスカイプだけの人が出てくるのだろう。それは携帯電話が普及したから固定電話を契約しなくなった人が出てきたように、より安いモノ、無料のモノに人が移る自然な変化の一つである。

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