江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

15歳の文芸賞

 文芸賞を15歳の中学生が受賞したというニュースを聞いて、自分の15歳の時を思い浮かべてみた。15歳の時も自分は書いていた。しかし、およそ「人に見せる」という意味では話にならないほど稚拙なものだったと思う。インターネットで人の文章をたくさん読むことができる結果、15歳でも商品として通用するだけの文章レベルに到達できるのだということを教えてくれたのである。
 文章を書くことだけではない。たとえば私が熱中している株式投資の世界だってそう。私のようなただの田舎教員が、自ら分析した予測を元にして夜の内に予約注文を出しておけば、その日のうちに20万、30万という利益が出ている。(もちろん損失が出てるときもあるのだが)
 時間のたっぷりある小学生中学生が、学校に行かずにずっと家に引きこもって株式投資に熱中すれば、もしかしたら100万の元手を数億に増やせるかも知れない。いや、これは現実に起きる可能性のあることだ。もしも自分が小学生なら、きっとそうした遊びに耽溺しただろうし、大学生の時に今のようなネット環境を手に入れていれば、バイトで得た資金を元手に株式投資だけで喰っていくことをマジメに目指しただろう。それが可能になった時代であることは間違いない。
 物書きが、安定した収入の保証されない職業であるのと同様に投資家もそうである。リスクを背負わない投資はない。今この瞬間に関東大震災が発生して東京の首都機能が壊滅すれば、日経平均はたちまち今の1/3くらいに暴落してしまうだろう。もっともそんなことを気にしていれば投資なんてできないのかも知れないのだが。