江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

危機一髪

 信号待ちをしていたのだが、前のクルマが大きな保冷車だったので信号が全然見えなかった。その前のクルマが動き出したので二台目にいた自分も釣られて動き出して、ふと横の信号を見ると青である。横が青ということは自分の前はまだ赤だ。あわてて急停止した。私の前の保冷車は堂々と信号無視して交差点を渡りきったが、私は横断歩道にはみ出して踏みとどまった。ふう。
 もしもそのまま一緒に無視していたら、そしてもっと怖ろしいこと、つまり横から青信号で直進してくるクルマに突っ込まれたら・・・そう思えばぞっとした。そして、自分のように用心深い人間でも釣られて動こうとするわけだから、そうでない普通のオッサンオバハンの場合はきっと大事故の原因になってしまうのだろうと私は確信した。

 そういえば、幼稚園の屋上駐車場から柵をぶち破って転落し、クルマで幼児を押しつぶして殺した78歳の老人ドライバーがいて、被害にあった幼児の親が幼稚園と教育委員会を訴えていた裁判があった。その裁判では幼稚園と教育委員会の責任は認定されなかった。
 柵をぶち破ったり、駐車場の壁をぶち抜いたりという事故はよく起きている。高齢のドライバーであったり、明らかに運転に不慣れなオッサンオバハンがそういう事故を起こすわけだが、そういうドライバーはきっと、さきほどの信号できっと「釣られて出てしまう」のに違いない。

 クルマを運転していると日常の中に無数の危機が潜んでいる。いつも慎重に運転しないといけない。自分自身を守るために。