デイトレ三昧の4日間
こんなことができるのは休み中だからなんだが、12月27日から30日午前までの3.5日間、オレは8:30〜11:00 12:20〜15:10 と間に昼休みの休憩を挟みながら数時間ずっとパソコン画面に張り付いてデイトレをしていた。三日間でかなり勝つことができた。この調子で一年間勝てれば年間に2億円くらい稼げるなあと思ったが、そんなにツキ続けることはない。たまたま運がよかったのだろう。
今回の投資戦略はきわめて単純だった。つまり、「不自然に上昇した株は必ず下がる」ということである。それまで株価が横ばいだったのが急上昇することがある。いわゆる仕手筋の介入だ。そうして上がってから今度は「もっと上がる」というふうに一般投資家の買いを誘う宣伝が各所でなされる。株○新聞などにもいかにもそこが上がりそうな記事が載る。そういうわけで個人投資家がどんどん高値つかみしてしまう。でも、いつかその上昇は止まる。一転して今度は暴落が起きるのだ。オレはただその下げを待っていて空売りを入れただけだった。この三日間はそのチャンスだけをうかがい、見事に的中させてとった。
暴落する株は、最後の輝きで少し上昇してみせたりする。それにだまされて買ってしまう哀れな個人投資家も多い。実はオレの投資原則は「上がった株は買わない」なのだ。12月27日にストップ高した川島織物は。12月28日の寄りつきにも上昇スタートだった。でも、今度はさほどの勢いはなかった。オレはその不自然な買い注文の多さに気がついた。
「ホンマにこんなに買うヤツおらんやろ」
下げはじめると、たくさん居たはずの買い手はスッと姿を消した。こいつらは個人投資家を釣るためのダミーだったんだ。そんなことオレはとっくに看破していたのだが。下げを確認した上で成り行きで売り注文を入れ、もちろんそれは約定し、その後も面白いようにどんどん下げた。
そうしてハイエナのようにかなり稼がせてもらったのだが、考えたらオレの勝った分というのは、哀れな個人投資家たちの負けた分なのである。
相場は結局ゼニのやりとりの博打場である。まっとうな堅気衆の来るところじゃないのかも知れない。オレのようなやくざな人間にはよく似合う。
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