さ、さ、さむいのじゃ

オレはかなり寒がりである。少し前までは薄着が男の心意気だと勘違いしていたが、風邪を引くだけ損なのでやめた。今朝も寒くて目が覚めた。体温が低いのかそれとも部屋が寒すぎるのか。おそらく後者だろう。築３０年の我が家は断熱材などろくに入っていないので室内と室外の温度差がほとんどない。ふとんから出て、寒さを感じないまま悠々と服を着るような王侯貴族の生活になりたいものである。そのためには家を建て替える以外方法はなさそうだが。

　さて、この建て替えるという行為の場合、今いる場所に建てるのならその間に住む場所が必要になる。かといって全然別の場所に家を建てるなら土地から取得しないといけないので面倒だ。それよりも、オレは気分屋で住んでるところに飽きる可能性が高いので、下界を見下ろす高層マンションを賃貸でもと思う。どちらかというと田舎よりもオレはスリリングな都会がいい。食べ歩きや飲み歩きには便利だし、映画館も近い。田舎に引きこもるのは９０歳を過ぎてからでいい。

　一番いいのは、都会に土地を手に入れて快適な家を建てることだ。ただオレの希望を全部叶えようと思えば５億円くらいかかってしまうだろう。車庫は５台分は欲しいし、シアタールームや書庫も必要だし、書庫には電動式の書棚を設置したいし・・・

　というわけで、オレは今資金の準備中である。まだまだ足りない。それまでしばらくは寒さをしのぐためにパッチ*1をはくことにしよう。

以前はパッチ＝ジジイと思っていたが、今やオレもすっかりパッチの愛用者なのじゃ。

*1:パッチとはズボン下とも呼ばれるあの情けない下着の関西風の呼び名である。