詩集「陽光」長谷弘子
いつになったら春らしく暖かくなるのか。いつになったら桜が咲くのか。そんな思いを感じつつ過ごしていて、ふと「陽光」という詩集のことを思い出した。1980年の11月に亡くなった堺東高校の国語教諭、長谷弘子さんの詩集である。長谷先生は大学生だった19歳の時に肩に腫瘍ができ、何度か手術をした後についにその左腕を切断することとなり、義手を装着して教壇に立たれた方である。その体験を書いた「ピノキオの手」という本が出版され、TVでも紹介されたので記憶されてる方もいるだろう。
その長谷弘子さんの書いた詩集「陽光」が確か私の手元にある。表題になっている「陽光」という題名の詩はこんな作品である。
山陰の
重たい空も、
三月になると
青空を見せてくれる。
三月には、
久しぶりの青空に
春への希望を抱いて大きくなった。
だからできたんだ。
たった一人
大阪の地で生活を始めることも。
片腕を泣きもせずとらせて、
生きていこうと思うことも
私を襲った不運が三月だったから今年はふり払うほどの不運には
久しぶり襲われなかった。
もったいない程の
三月の陽光よ。
この詩は本当に切ない。
読み終えた本に
はせひろこと書いて
ためらった。
はせひろこという文字だけが
残った日に
はせひろこという丸い字が
きっとあの人を泣かすに違いないから。
堺東高校のWEBサイトに、長谷弘子さんに関するこんなpdfファイルがあった。
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