江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

なぜFランク大学に入学するのか?

 全然勉強していないのに入れる、定員割れのいわゆるFランク大学になぜ入学するのか。私なら進路指導でそういうところは受験すらさせない。とにかく勉強してからでないと入れないような所を目指させる。しかし、現実には「面倒だからどこかに入れてしまおう」という怠慢な指導が行われてるらしい。
 この記事を読んでそう理解した。
 奨学金がただの学生ローンであるという現実を理解させずに、安易にFランク大学に進学を勧める高校教師たちが、いかに多くの悲劇を生み出してることか。

ジャーナリズム
多額ローン、就職先はブラック…Fランク大学卒業生の厳しい現実〜なぜ入学者減らない?

「Thinkstock」より
 少子化が進む日本で、「大学全入時代」となって久しい。いわゆる「Fランク大学」といわれる大学の中には定員割れのところも多いため、願書を書いて面接を受けるなど型通りの試験を受ければ、晴れて大学生だ。
 Fランク大学をめぐっては、「工学部の授業で因数分解を教える」「就職先がブラック企業だらけ」などの“伝説”が多くの人に知られているが、それでもなぜ、高卒で就職するでもなく、専門学校で特定の技術を身につけるのでもなく、Fランク大学に進学する人が後を絶たないのか? そう訝がる声も多い。
 ところが、Fランク大学に入学する学生の多くが、大卒の学歴にこだわっているわけではなく、その背景には高校教師の怠慢があるという実態が、取材を進めるうちに見えてきた。
 あるFランク高校生の親は、口々にこう言うのだ。
「先生は就職を勧めず、Fランク大学になら入れると言うんです」
 実は高卒の就職率は95.8%(2013年春卒業者)と、大卒の93.9%(同)より高い。しかし、ブルーカラー系職種が多く、3年で半分が辞めるといわれるくらい離職率が高い。これが「七五三現象(大卒7割、高卒5割、中卒3割が入社3年時点で会社に残る)」といわれる所以である。
 高校教師からしてみれば、卒業生にすぐ会社を辞められれば、間を取り持った自分の面目は丸つぶれだし、高校の信用力も落ちる。すると自分も上から責められるから大層困る。すぐ辞めたOB、OGがちょくちょく相談に来るのも面倒だ。さらに、あらためて就職先の候補を開拓するのもしんどい。
Fランク大学への就職を勧める高校教師
 そこで、Fランク高校の教師によく見受けられる行動が、「Fランク大学への入学を勧めること」だという。
 Fランク大学卒業生の母Aさん(40代後半)が語る。
「昔の先生は、必死で地元企業を回って生徒を売り込んでくれたものだけど、今の先生はそんな面倒臭いことはしない。取りあえずFランク大学にぶち込んで、“問題先送り”にしてしまう人ばかりなんです」
 Aさん家庭は、夫婦で工場に勤務しているが、あまり裕福とはいえない。だから子どもを無理して大学に進学させるのを躊躇したそうだ。Aさんの息子とて、進学希望だったワケではない。地元の北関東の企業に就職し、親や親戚、仲間に囲まれた平穏な暮らしをするのが夢だった。
 「ところが先生は、『大丈夫、奨学金がありますから。今の大学生は奨学金を受けるのが常識です』の一点張り。それで、つい息子を大学に入れちゃいました」(同)
 殺し文句は「今の大学生の半数が奨学金ユーザー。何も心配いらない」だったという。
 確かに、私立大学新入生の家計負担調査によると、奨学金を希望する人は全体で66.2%に及ぶ。Aさんも、昔の「日本育英会」のような学費補助があったり、返済に窮したら先延ばししてくれるような手厚い奨学金を、ついイメージしてしまったが、実際は大きく異なっていたという。
「実際は単なる『学生ローン』。金利は1.6%程度と並の住宅ローン以上で、少しでも返済が滞れば、奨学金機構がすぐに裁判所に支払督促の訴訟を起こすんです。すぐさま一括返済せよって……」(同)
 20代のみそらで数百万円の金を一括返済するのは難しく、裁判を起こされると大抵の場合は残元金に10%程度の延滞金を乗せることで決着するのだという。
「ほとんど街金です。実際に奨学金を貸し出す機構は、取り立てのプロである債権回収会社と契約していて、返済が遅れようものなら債権回収会社の人が自宅や職場に押しかけてくると聞きます」(同)
●卒業後の厳しい現実
 もちろん、大学卒業後きちんと就職し、返済能力があれば問題ない。だが、例えばAさんの息子は大学卒業後の「IT企業」というふれこみのブラック企業に入ってしまい、わずか8カ月で退職。現在は、ゲームセンターのアルバイト店員をやっているが、「借金200万〜300万円を14年かけて返済する計画ですが、月収15万そこらのあの子に返せるわけがない。どうすればよいのか……」と困惑する様子を見せる。
 また、借金数百万円を抱えたフリーターは結婚も難しい。Aさんの息子も「彼女も同じ大学の同級生でやっぱり奨学金の借金が300万円。仮に2人が結婚したら、借金600万円夫婦の誕生」(Aさん)という状態だという。
 この状況を見かねたAさんは、借金返済のため工場勤務の帰りにスーパーのレジ打ちのパートのかけもちを始めた。
「結局、何も考えず、Fランク大学なんて進学したのが運の尽き。高3の時に必死で就活させるか、コックやIT関係の技術者など“手に職系”の専門学校に行かせるかしておけばよかった」
 Fランク大学への進学を考えている子どもを抱える親御さんは、こうした現実を直視し、改めて卒業後の進路について考え直したほうがよいかもしれない。
(文=佐藤留美

 私が言いたい放題日記で書いたように、Fランク大学がパチンコ屋と同じく貧民からの搾取の装置になってるという現実を理解すべきである。みんなが入学しないことで、Fランク大学自然淘汰されるのだ。まともな大学だけが生き残ればいいのである。貧しい学生はFランク大学の高額な授業料で搾取され、そして「学生ローン」で搾取されるのである。

 そしてFランク大学生の多くは、自分たちがおよそ大学生とは呼べない学力レベルであることに気づいていないのである。彼らの普通は世間の普通ではない。受験勉強という戦いを経験しない者たちには、その上の方で戦ってるレベルがどんなものかは想像もつかないのである。

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