江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

火星を見よう

 火星って、わりと普通に見えると思っていたけどそうじゃないのかな?
 かつての天文大好き少年はよく夜空に火星や木星、金星、土星を見ていますけど。水星は一度も肉眼では見たことないけどね。目がつぶれるし。少なくとも火星が2年2ヶ月に1回なんてことはないと思う。
 そういう天文少年から見ると、このきっこのブログの記述は???なのである。

きっこのブログ より引用。
だけど、この「約365日で太陽の周りを1周する」ってのは地球だけの話で、他の惑星は、それぞれがそれぞれの「公転」をしてる。たとえば、太陽に一番近い水星の場合は、地球よりも遥かに速くて、約88日で1周してる。次の金星は、約225日で1周してる。これは、地球よりも太陽に近いから、つまり、1周の距離が短いからだ。

逆に、地球よりも外側の惑星になると、1周の距離がグーンと長くなる。地球の隣りの火星は、太陽の周りを1周するのに約687日も掛かってる。でも、こんなのはまだまだ序の口で、その次の木星なんて、約11.8年だ。木星が太陽の周りを1周する間に、小学校に入学した子が高校を卒業しちゃうのだ。さらには、その次の土星なんて約29.5年、天王星に至っては約84年、一番外側の海王星なんて約165年だ。

だから、地球よりも太陽に近い水星と金星は、「公転」の過程で地球を追い越してくワケだし、地球よりも外側にある火星や木星土星は、「公転」の過程で地球のほうが追い越してくワケだ。水星の場合なら、1年間に地球は4回も追い越されちゃうし、木星の場合なら、1年間に地球が12回も追い越しちゃう。そして、この「追い越し」の時には、しばらく併走するワケだから、地球からはその惑星がよく見えることになる。つまり、水星なら、1年間に4回ほど、よく見えるチャンスが巡ってくるワケだし、木星なら、1年間に12回、ほぼ毎月、よく見えるチャンスが巡ってくる今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?


‥‥そんなワケで、これらの惑星の中で、一番、見るチャンスが少ないのが、意外なことにも、地球のお隣りの火星なのだ。火星は、約687日で太陽の周りを1周してるから、約365日で1周してる地球が追い越すのは、約780日に1回、約2年2ヶ月に1回なのだ。もちろん、天体望遠鏡を使えば、1年の大半、見ることができるけど、肉眼でハッキリと見えるのは、この約2年2ヶ月に1回のチャンスしかない

で、そのチャンスが、あと数日でやってくる。4月14日の夜から、深夜0時をまたいだ15日にかけてだ。さらに今回は、約2年2ヶ月ぶりに地球に最接近する火星が、お月さまのすぐ近くに見られる上に、お月さまも満月を迎える。正確に言えば、月齢的には15日の夜が「満月」なんだけど、14日の夜でも「ほぼ満月」なので、お天気さえ良ければ、14日の夜には、満月のすぐ上にオレンジ色の火星が輝いているという、素晴らしいランデブーを見ることができる。

そして、ここがポイントなんだけど、4月14日は「月曜日」で、15日は「火曜日」なのだ。つまり、月曜日の夜から深夜0時をまたいだ火曜日にかけて、お月さまと火星の競演が見られるという、曜日的にもバッチリの状況になったのだ。一番いい時間帯は、14日の夜11時ごろなので、もしもお天気が良かったら、14日の夜は、外に出てお月さまを探してみてほしい。そして、まん丸のお月さまが見えたら、そのすぐ上の少し左にあるオレンジ色の星が火星で、お月さまの左下の少し離れた場所にある白い星が、おとめ座の1等星スピカなので、メッタに見ることができない夜空の競演を楽しんでほしい。

 まあたぶん誰かがサクッと指摘してご本人にお伝えしてると思うのだが。
 火星なんて望遠鏡使わなくても普通に見えるよ。太陽が近くに見えてじゃまなとき以外は、基本的に見ることができるから、一年の8割くらいは見えてるのじゃないかな。

 ちなみに国立天文台のサイトではこのように火星の動きについて記されている。

火星の動きに注目
今年の春から夏にかけて、火星に注目です。 火星は地球の一つ外側を公転している惑星で、約2年2カ月ごとに地球に接近します。 この頃には地球が火星に追いつき追い越すため、星空の中での火星の動きと明るさの 変化を観察することができます。

3月上旬〜中旬
おとめ座の1等星スピカの北東側に位置し、徐々に西の方向へ移動していきます(逆行)。

3月下旬〜4月
スピカの北側から西側へと逆行していき、4月9日に衝、14日に地球への最接近を迎えます。最接近の頃の火星の明るさはマイナス1.5等〜マイナス1.4等あり、夜空の中でとてもよく目立っています。

5月〜6月
スピカの西側を逆行していますが、徐々に動きがゆるやかになります。5月21日(留)を境に火星は移動の向きを東に変え、再度スピカに近づいていきます(順行)。

7月以降
おとめ座を順行し、7月中旬にはスピカのすぐ近くに見えます。8月中旬にはてんびん座に入ります。8月中旬の火星の明るさは0.5等〜0.6等で、最接近の頃に比べるとずいぶん暗く見えます。8月下旬になると、土星の近くに見えます。
順行:背景の星空に対して惑星が西から東に動いて見える運動
逆行:順行とは逆向きに、背景の星空に対して惑星が東から西に動いて見える運動
留(りゅう):順行から逆行、または逆行から順行に移る際に、惑星の運動が止まって見えること

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