江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

北海道からの帰還

exajoe2012-07-06

 伊丹空港に着いたのは20:20くらいだった。雨が降ってるせいかそれほど暑くない。流れ解散なので迎えに来た保護者との挨拶もそこそこに急いでリムジンバスの切符を買って乗り場に急いだ。そこで長蛇の列を見て脱力。最後尾を探してそこに並ぶ。前には自分たちと同じ修学旅行帰りのような一団がいた。目の前のバスに乗れるかな? 一本後になるかななどと思いつつ並んで待つ。すると、数人の男子高校生の集団が堂々と横入りしてきた。うちの学校の生徒は私に「先生、これ横入りじゃないんですか?」と聞いてくる。そんなこと聞かなくてもあきらかにそうである。それで生徒の一人が「ちゃんと並んでるのに横入りしないで下さい」と抗議した。しかし、その男子高校生たちは横入りを認めながらも堂々と開き直ってそのままでいるのである。そう、ルールとかマナーというのは、そうしたものを身につけている相手だからこそ意味があるのであって、そんなものを持ち合わせていない連中には何の意味もない。日本政府が中国に対して領土問題を抗議するようなものである。「まあまあ、世の中には民度の低い学校もあるんだから・・・」と相手に聞こえるようにつぶやきつつ私は生徒を止めた。激昂するうちの生徒を後ろから抱えるように制して「手は出すな」と言った。まさか後ろの変なオッサンが教師であるとはそのマナーのない生徒たちも思っていなかっただろう。
 もちろんリムジンバスの中でもその無法な高校生の一団は大騒ぎしていた。そういえば他校と一緒だった帰りの飛行機の中でもうちの生徒たちはみんなとっても静かだったなあと思う。公共の場所では静かにするということをよく守っているわけで「紳士」として振る舞うことができているわけだ。それにしてもこの騒々しさはなんだ。この連中はまだ修学旅行のバスの中みたいな雰囲気だな。一般のお客さんもいるので実に嘆かわしいのだが。
 もっとも自分たちはバスには乗れたのだし、というかその横入りによって実際に迷惑を受けた人たちというのはそのバスに乗れていない人たちであるわけで、最終的に乗れた自分たちには実害はなかったわけである。横入りに対して抗議するということは、自分たちのためではなくて、その強引な横入りのために乗れなくなってしまう第三者のための抗議であり一種の義憤のようなものである(もっともそれは自分たちが乗れた場合で)とつぶやく。
 やっぱりうちの生徒たちはそこで私が無法な連中をやりこめることを期待していたのかも知れない。しかし、暴力を平然と威嚇の手段に使えるような連中とコトを構えようとは思わない。
 まあそれにしてもバスは満員で補助席もみんな使ってるのに、奥の方でちゃんと席をつめてくれないから後から来た人がなかなか座れずに発車が少し遅れてしまったのである。バスの乗務員は補助席まで数えて席を埋めて荷物を積んでいるわけで、荷物積んだのに乗れない人が出ると困る。やっぱり公共の場所でのマナーって大事だなとつくづく思ったのであった。もちろん、自分たちへの戒めとしてなんだよん。

 唐衣着つつなれにしつましあればはるばるきぬるたびをしぞ思ふ

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