江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

神風特攻隊員たちの遺書

 今日は8月15日、あの悲惨な戦争が終わった日である。「敗戦」記念日ではなくて「終戦」記念日と呼ぶあたりに大いなる欺瞞を感じるのだが、日本はとにかくあの戦争に負けた。しかし、戦争にそもそも勝者や敗者があるのだろうか。無辜の民が大勢犠牲になることを思えば、戦勝国にとってもそれはやはり悲惨なものではないか。
 この動画を見て、どうか南の海に散った一人一人の特攻隊員のことを思って欲しい。

 彼らはいったい何のために死んだのだろうか。少なくとも自分たちが犠牲になることで劇的に戦局が変わるなんて思っていなかっただろう。
 故郷の山河を、両親を、そして残していく恋人のことを思い、彼らは敵艦に突入していった。昭和3年生まれの父はわずかに若かったせいで招集されることはなかったが、いずれ自分も戦争で死ぬものだと思っていたという。
 親が子に食べ物を与えずに餓死させたり、年金目当てに親の死亡届を出さなかったり、こんな情けない国にいつから日本はなってしまったのだろう。彼らはそんな祖国のために死んだのじゃない。日本の輝かしい未来のために、いつか日本が敗戦から立ち直ってもう一度繁栄する日を夢見て死んでいったのだ。こんな悲惨な戦争はもうこれで終わってくれますようにと。
 8月14日に大阪には大空襲があった。京橋周辺は焼け野原になり、大阪城の東側にあった軍需工場、陸軍砲兵工匠には大量の爆弾が投下されて完全に破壊された。戦争はもう終わるのになぜそんな空襲が行われたのだろうか。父は「最後に残った爆弾、みんな捨てていったんや」と吐き捨てるように言った。そのころ勤労動員で工場で働いていた父の記録は、年金受給の書類にきちっと残っている。完全に破壊された陸軍砲兵工匠の跡地は長い間そのまま放置されていた。大阪環状線の窓からその異様な光景は見えた。私は小学生くらいの頃、その異様な光景に驚いたことを覚えている。今はOBP(大阪ビジネスパーク)と呼ばれて高層ビルが建ち並ぶ一角となって全く昔の面影はない。

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