さよなら３９０円オムライス

　右の写真は、在りし日の３９０円オムライスである。ふと思い立ってオムライスを喰おうと私は谷町９丁目の昭和ランチに出かけたのである。参考日記（昭和ランチの話）
クルマを三菱ＵＦＪの駐車場に停めて、ＡＴＭを利用したときに駐車券を出して６０分の駐車サービスを受けて、さて近鉄の地下２Ｆに行くか、上六交差点角の明石焼きを喰うか、迷ったのだが久々に昭和ランチのオムライスでも食おうかと思って出かけたらなんと、そこに存在したはずの昭和ランチの店舗は跡形もなく消滅して、そこには無情にも「宮本むなし」があったのである。なんというむなしいことだろうか。
　ここであきらめて他の店に行くという選択肢もないわけではないが、とりあえず生まれて初めてその宮本むなしに入ってみることにした、しかし、オムライスモードになった自分はやはり卵料理が食べたい。かといって卵焼き定食は６８０円もするので高すぎる。そういうわけで自分は玉子丼３９０円を選んだのである。

　食べてみてまず感じたのは「味の薄さ」である。卵の味だけで丼は食えない。やはりおいしいだし汁が必要である。その味が薄い。とりあえずご飯の味不足は添えられていたキュウリのＱちゃんとみそ汁でなんとか補って食べ終えたのである。丼も自分が作る方がおいしいことを改めて思った。素人の手料理にも負けるレベルでどうするんだ。これなら上六のなか卯の方が良かったなあとも思ったのである。しかし、３９０円に文句をつけても仕方がない。しょせんその価格程度のものでしかないのだから。

　帰り道、３１の横を通った。トリプルがダブルの値段だとあった。そんな高いもの、３つも喰わないって。
４４０円もあればかなりの本数の普通のアイスが喰えるだろう。シャトレーゼとかで買えば激安である。コストパフォーマンスをいつも考える私は、もったいなくて３１なんてなかなか入れないのである。せいぜい自販機で売られている１７アイスくらいしか食べないなあと思う。ガリガリ君ならよく食べるが。

　こういう人たちがこれから増えるのだろうか？

ネトゲ廃人

内容紹介
「私が眠るとみんな死んじゃう」
ネットゲーマーにしか通じない気持ちがある。「ゲーム依存症」という一言では括れない、独自の世界がある。しかしそれは、自らが「廃人」という言葉を使うようにリアル(現実)の世界を捨てる、生き方でもある。著者は、19人の「ネトゲ廃人」とともにインターネット・オンラインゲームの光と影を追う。彼らは、一体、どこへ向かうのか?
著者について
芦崎 治: ノンフィクションライター、『AERA』の「現代の肖像」をはじめ、『プレジデント』『日経ベンチャー』『アントレ』『ジュディシャルワールド』などに執筆。著書に、『ある日、落下傘で飛び降りた男池田昭司』(幻冬舎)他がある。

　　
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