京都南禅寺

　南禅寺三門には登ることができる。昔は確か２００円くらいだったような気がするのだが、今はその入場料がなんと５００円もする。三門からの京都の眺めはとてもいい。南禅寺には庭園もあるし、お金のいる３箇所を全部きっちり回れば１４００円もかかってしまう。こういう料金はなぜ合計５００円とかにしないのだろうか。拝観料に「薄利多売」という概念はないのか。
　大きなところほど実は安い。清水寺とか金閣寺はさほど高くなかったような気がする。こういう場所は大勢来るから安くしてもペイできるということなのだろうか。しかし、もう少し安かったら一気に売り上げが増えるというものがあるはずだ。
　たとえば大阪のあの不人気遊園地、フェスティバルゲートのジェットコースターは確か７００円だったと思う。あれをたとえば２００円とか１００円にしたらきっと客は増えるはずだ。いや、いっそのこと無料にして客寄せの目玉にするという方法だってあったはずだ。でも７００円は高いのである。カップルで乗れば１４００円、それを二倍したらラブホテルに行ける金額である。不謹慎な話で申し訳ないのだが。若いカップルにとってラブホテルで過ごす２時間に3000円払うことと、とジェットコースターの２分間に１４００円とを比較した場合、コストパフォーマンスという点でジェットコースターは敵わないのじゃないかと思う。
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