北極星のオムライス
北極星のオムライスは私も大好きですわ。
【台湾ブログ】大阪に行ったら「絶対に食べに行くように！」と薦められたレストランに行ってみた
2015-01-09 15:54大阪旅行に出かけた台湾人の男性ブロガーが、出発前に多くの友達に「絶対に食べに行くように！」と強力に薦められたレストランがあり、その訪問記を書きつづった。食べる事が大好きだという馬克斯（ハンドルネーム）さんは友達にプッシュされるがままに、そのレストランへ行く予定を、日程に組み入れたそうだ。
レストランとは、オムライス発祥の店である「北極星」だったという。数々の店舗があるが、「せっかく行くなら本場と言える本店へ！」ということで、心斎橋へと出向いたとのこと。入口が引き戸で、木の札が鍵になっている靴箱、案内された席は座敷だったなど「純日本式の店の作りで意外だった」と筆者は驚いたそうだ。
オムライスが有名な洋食レストランが、思いがけず和風スタイルで予想できなかったのだろう。靴を脱いで入店するシステムも、特別感を覚えたそうだ。「外庭があり、ドラマのシーンのよう」と、そこにいる自分を楽しんだようである。座布団に座る慣れない感覚、運ばれてきた水は氷入りで日本では当たり前だが台湾とは違うなど、店内の雰囲気に馴染まないと感じた。
だが、名物オムライスはいろいろな種類があり、楽しみながら注文したようだ。チキン、きのこ、かに、海老、ポークなどあるが、ビーフを選んだという。「たまごに包まれたごはんは、１粒ずつパラパラで脂濃くない。オリジナルのトマトソースは少し甘く、オムライスとのコンビネーションが最高！」と食べて絶賛の感想を書き込んだ。
「しょっぱいだけの台湾のソースとは全く違う。簡単に作れそうなオムライスだが、美味しくてさすが“元祖店”」と、老舗の味に舌つづみを打ったそうだ。３本で１０００円超えの海老フライも食べたそうで、値段が高いと思いつつも「衣が薄い海老は、新鮮で甘く優しい口当たり」ととても美味しかったことをつづった。
１００年近い歴史のあるレストラン、「北極星」の料理を楽しんだ筆者だったが、満員であまりにも混み合う店内に不安な気持ちを抱いてしまったようだ。とは言え、「幸いにもあまり待たずに順番が回ってきた。注文して出してくれるまでのスピードがとても早く、オムライスは多くの人を惹きつける魅力的な料理」とつづっており、確かな味とともに人気を維持する有名店のサービスに満足したようだ。
だが本音をこぼすと、「美味しいと感じるのは間違いないが、飛び上がるほどの美味しさではない」と冷静なひと言を述べた。値段に見合った量や質で、普通に美味しいという感覚だったようだ。また「日本人の食べるスピードが早い」と、新たな発見があった事をつづった。そして「大阪旅行に出かける人は、ぜひ老舗の味を楽しんでください」と、「北極星」のオムライスを薦めてはいる。
公式サイトによると「北極星」は大正１１（１９２２）年創業で、昭和〜平成と３つの時代に渡って変わらない味を提供し、日本の洋食老舗店として多くの人々に愛されてきた。関西地区にはいくつか店舗があるが、昔ながらの店構えで座敷に座って食べるなど和のムードにあふれた、筆者が訪ねた大阪の心斎橋本店が最も趣がありそうだ。
また台湾のフードコートなどでは「日本風オムライス店」を見かける事があり、オムライスは台湾の人々に親しまれている料理だと言えるだろう。「台湾で食べるよりおいしい」と多くの台湾人が感じるはずなので、日本旅行の際にはぜひ食してもらいたい料理のひとつである。（編集担当：饒波貴子・佐井明裕子）（イメージ写真提供：（Ｃ） coward_lion ／１２３ＲＦ．ＣＯＭ）
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