江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

トブ・クローズ

 こういうポスターもなかなか面白いのである。
 クスッと笑わせてくれるのがいいのだ。
 トブ・クローズのお使いミッション
 とはなかなか考えたじゃないか!

【関西の議論】関西だからこその「トブ・クローズ」 笑わせてマナー向上の鉄道各社
産経新聞 6月17日(日)22時49分配信
戸袋に手を挟まれないよう呼びかける「トブ・クローズ」のポスター(JR西日本提供)(写真:産経新聞

【関西の議論】
 通勤や通学、外出で利用する電車内を何気なく眺めていると、車内広告に混じったポスターの中に「くすっ」と笑ってしまうことがある。一例を挙げると、先月までJR西日本の一部の車内で流れていた戸袋の危険性を訴えるアニメ「トブ・クローズのお使いミッションin Train〜ドア付近には気をつけろ〜」。乗客からも「おもしろい」と好評だったという。車内や駅で見掛けるマナー向上や注意を呼びかけるポスターには「印象に残るものを」と工夫を凝らす鉄道各社の思いがこもる。おもしろがって乗客の気を引くこうしたポスターは関西特有との声も。(吉田智香)
■指令「書類を届けよ」
 アニメの主人公の名は、「戸袋(とぶくろ)」をもじったトブ・クローズ。英国人の父親と日本人の母親、妹の4人家族−という設定。スパイ映画が大好きで、将来の夢は「かっこいいスパイ」だ。名前が似ているハリウッド俳優が登場し、重要な任務を遂行する有名なスパイ映画のシリーズが思い浮かぶ。
 ストーリーはこうだ。
 B駅で電車を乗り換えてD駅に書類を届ける−というミッション(指令)を受けたトブ・クローズ。スパイのような黒を基調とした服装で「こんなミッション、楽勝だぜ」と余裕の表情で電車に乗り込む。
 扉を背にして立っていると、駅に到着し扉が開く。「ダッシュで乗りかえるぜっ!」と意気込むトブ・クローズだが、扉に触れていた左手を戸袋に引き込まれる。「イタイーっ!」というせりふとともに劇画風のトブ・クローズの顔がクローズアップされ、「ミッション失敗…」の文字が。
 手当を受け、「ドア付近は危険がいっぱいだぜ…」と肩を落とす。「ドアがひらくときは手を引き込まれないように注意するんだぜ!」というメッセージで映像は終わる。
■トブ・クローズ誕生秘話
 「一度見たら忘れられない、エッジの効いた映像に仕上げようと考えました。若手には好評でしたが、社内の理解を得るには苦労しました」。トブ・クローズを手がけたJR西日本近畿統括本部輸送課の並木完悟さんはこう振り返る。
 子供が戸袋に手を挟まれる事故は以前から発生しており、近畿統括本部管内では、扉にステッカーを張ったり、車掌が放送で注意を呼びかけるなどしていたが、効果は今一つだった。
 そこで、戸袋が関係する事故のデータを分析すると、5月と7〜9月に多発していることが判明。大型連休や夏休みに電車を利用し、家族で行楽地や旅行に出かける機会が増えることが背景にあるとみられる。発生は金、土、日曜、祝日に集中し、保護者が目を離したわずかなすきに、子供が手を引き込まれるケースが目立ったという。
 このため、子供と保護者を対象に、戸袋の危険性を訴えるキャンペーンに乗り出すことにし、子供が親近感を抱きやすい同年代のキャラクターとして「トブ・クローズ」が誕生した。子供になじみのあるアニメを活用する、漢字には振り仮名を付ける−といった工夫を重ね、子供でも理解できるよう配慮した。
■乗車マナーも悩みの種
 大型連休に合わせ、4月30日から5月末まで、東海道線などを走行する車両の車内にあるディスプレーや、駅の大型ディスプレーで映像を流したほか、ポスターも掲示した。
 利用客からは「おもしろい」「JRらしくなく、堅苦しくない」といった好意的な感想が寄せられ、反響は予想以上だった。並木さんは「戸袋に引き込まれたらけがをする、危ないと知ってもらうことはできた」と手応えを感じている。夏休みに合わせ、7月中旬から9月上旬まで、再び車内で流すことも決まった。
 鉄道会社にとっては、乗車マナーも悩みの種となっている。乗客同士のトラブルの原因となるだけでなく、仲裁に入る駅員らが巻き込まれてけがをすることもあるからだ。
 日本民営鉄道協会が昨年実施した駅と電車内の迷惑行為に関するアンケートでは、「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」が3年連続でトップ。「座席の座り方」、「携帯電話の着信音や通話」が続いた。
 こうしたアンケートをはじめ、利用者から寄せられた意見や苦情をもとに、鉄道各社は駅や社内でのマナー向上を目指す取り組みを積極的に進めている。
ロンドン五輪を意識
 京阪電鉄は、今夏のロンドン五輪を意識し、スポーツとアスリートをテーマにした横長のポスター500枚を作成。4月から車内の扉の上に張り出した。
 重量挙げをテーマに、ひざの上に荷物を置いた選手と、網棚にかばんを載せようとする選手のイラストをあしらった。解説者が「上げたー!高々と上げてきたー!」と絶叫。さりげなく「荷物は網棚か膝の上でフィニッシュですよ!」との注意書きも入っている。
 取り上げる競技とマナーは3カ月ごとに変更。シンクロナイズドスイミング(電車内で騒ぐ)▽体操(携帯電話の使用)▽カーリング(ヘッドホンからの音漏れ)−を予定する。
 ユニークなポスターに込めた意図を、同社経営統括室は「文字だけでは訴求力が弱い。『何だろう?』と思い、目を留めてもらうことが重要」と説明する。
■鉄は熱いうちに
 一方、「幼いころからマナーを守るという意識をはぐくむことが大切」と強調するのは阪神電鉄だ。
 今春、「マナー検定」と題した下敷き2万枚を作成し、兵庫県西宮市や尼崎市、芦屋市など沿線の市立小学校に通う新1年生にプレゼントした。イラストを交えて車内での過ごし方や優先座席の座り方などについて、全5問のクイズ形式で紹介。「身近な下敷きを通して、乗車マナーを身に付けてもらえたら」(経営企画室)としている。
 前出のアンケートでは、「駅や電車内でのマナーは改善されたか」という質問に対し、43・6%が「以前と変わらない」と回答。車内のマナーに不満を持つ乗客が一定数存在することがうかがえる。
 日本民営鉄道協会の担当者は「鉄道各社も取り組みを続ける必要があるが、乗客も、互いに快適に過ごせるよう心がけることも大切だ」と話す。
 さらに、こう付け加えた。「笑いに持っていくこういうポスターは関東ではあまり見かけないかも…」

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