「お手本の国」のウソ
勤務先の図書館で借りたのだが、なかなか興味深い本だった。
ニュージーランドが環境保護を国是とする背景には、多くの貴重動物を絶滅させてしまった過去がある。巨鳥モアは体高が3.7mもあったという。そんな巨大な鳥がそこら中にいたのである。そのモアを襲って食べる世界最大のタカがいたという。もはや怪獣映画の世界である。それが人間のために絶滅させられたのである。
希少種を守るためには、外来種を殺すしかない。それは徹底しているのだ。そんな考え方は日本人は受け入れがたいと思うのである。
なぜフィンランドの教育がすばらしいのか。これも単純な理由で、教師がみんな賢いからである。院卒でないとなれないうえに、待遇の良さですぐれた人材が集まってくる。すべてその結果に過ぎない。
教師の待遇をどんどん悪くして、その結果素質のある優秀な人が教師という仕事に夢を見いだせなくなった日本の教育が今後どうなるのかは誰でもわかるだろう。
昔、教員養成のための師範学校は無償だった。そのため勉強のできる貧しい家庭の子は師範学校を目指したという。努力によって教師になったそうした人たちが日本の教育を支えてきたのである。
どうして日本のいいものはどんどん失われてしまうのか。
- 作者: 田口理穂ほか
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/12/15
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