さぬきやの悲劇
お正月は妻の実家に行って、そこで妻の弟、姉夫婦などみんな集まって・・・ということにしていたのだが、最近は車を駐めて何か一緒に食べて・・・ということで「虹の湯」というところにある「さぬきや」のお座敷でみんなでゆったりと会食することにしていた。
今年も1月2日に集まると言うことで、私は妻と二人の息子を乗せて、お年玉を用意してそこに向かったのである。
定位置にしている一番奥のお座敷では先に到着した舅や、妻の姉、その二人の息子たちが待っていた。
メニューの冊子のデザインが変わっている。そこで私は「ステーキ重+釜揚げ玄うどん」というのを注文して、次男は「豚のショウガ焼き定食」、長男は「激辛カレーうどん」という具合だった。
最初にショウガ焼きが来た。肉が・・・肉が・・・ 肉が・・・ 妻が「これはショウガ焼きの肉じゃない」と言った。安物の焼きそばとかに入れてある豚肉の細切れのようなのをいためてある。
次に激辛カレーうどんが来た。長男は少し食べて「全然辛くない!」とひとこと。前に食べたときは超辛くてインパクトがあったのに今度は全然辛くないという。
私のステーキ重が来た。肉は・・・ 写真とはおよそ似ても似つかぬ、一口サイズの肉が5切れ、それも少し焦げて、硬くてなかなか噛みちぎれない。これはひどい。以前に食べたジャスコで買ったステーキ重弁当の方が100倍おいしいし、肉も立派である。こんなひどいものだとわかっていれば絶対に注文しない。
妻の「サーモンのカルパッチョ」が、小皿できた。私たちは「えっ?」と驚いた。だって、以前はカルパッチョは大皿にどどーんと来たからだ。値段そのままで、分量は約1/3になって小皿に入って出てきた。なんだこれは。
釜揚げうどんには卵がついていた。当然「半熟」と思って割るとただの生卵である。
長男はその後で釜揚げうどんも注文していた。カレーうどんの量も少なかったという。この会食のために朝食抜きでやってきた長男にしたら、やっぱり裏切られた気分だっただろう。
みんなでリベンジのつもりでパフェを注文した。480円で抹茶パフェとかフルーツパフェである。これは値段相応のものがきた。それにしても食事のメニューはひどかったのである。
お正月だからこんなに食材を落としてきたのか。あるいはこれからこの店はこんなレベルで行くのか。
普通、外食産業がコストダウンさせるときには「量を減らす」「食材の質を落とす」「人件費をケチる」である。もちろん人件費がどうなってるのかはわからないが、店の前には「時給800円(休日は900円)」とか書いて求人中だったわけで、これは普通である。そうなると量と質で一気にコストダウンをはかってきたのだろう。しかもここはうどんが売りだそうだから、うどんをそのままに他のモノで質を落としてきたのだと思われる。
お座敷でみんなでのんびりゆっくりできるという利点はあるけど、これまであった「その上食べるものが安くてそこそこおいしい」という利点が失われてしまって、そうなると来年からは「食い物に難はあるけど、他に適当な店がないし・・・」という選択肢になるわけだ。
食べ物屋が凋落するときは一気である。今日、私が食べたステーキ重や、次男が食べたショウガ焼きを一度でも食べた人はもう二度とは注文しないし、そもそも店にもう来ないだろう。そうなるとリピーターを失って一気に客は減るのだろう。そうして店は滅びていくのである。「さぬきや」の復活はあるのか。こんなのを平気で出してる責任者は来年までに更迭されるのか。
会社のWEBサイトに行ってメールで文句を言ってこようと思ったが、残念ながらメールフォームがなかった。とりあえず社長さんにこの怒りが伝わるかなと、ツイッターでもつぶやいています。
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