数学ができる女子

　高校３年になる前の春休みに趣味のサイクリングを一年間封印しようと思って、最後にしっかり走っておこうと大阪から２泊３日で潮岬に行った。そのときに泊まった尾鷲あたりのユースホステルで、たまたま学習院大学理学部数学科の学生さんという美女と知り合ってその偶然にものすごく驚いたことがある。というのはその２ヶ月前に受けていた河合塾の全統マーク模試で、私は志望校（私立大学）の欄に慶応大学医学部、学習院大学理学部数学科と書いていたからだ。（ちなみに国公立の志望校は京大医学部と工学部原子核工学科と書いた。）その模試は理科と社会で以上に高い偏差値が稼げたおかげでかなりいい成績が返ってきた。（ちなみにその試験で日本一の成績だったＮくんとは同じ高校だった。）慶応と京大医がＢ判定、学習院と京大工はＡ判定だった。学習院大理学部数学科は志願者５０名ほどの中で２位だった。私は物理や化学と比較して数学はそれほどできなかったので、冗談にしてもなんでその時に「数学科」なんて書いたのだろうかと不思議に思うのである。でもまあ自分が入学する頃にはこのきれいなお姉さんはもう卒業してしまうわけだし、そもそも自分の家から東京の私大なんて行けるわけないし・・・
　公立高校に勤め始めた頃、自分の母親くらいの年齢の数学の女教師にとってもかわいがってもらえた。帰りに車で家まで送ることが多かったのだが、そのたびに古市の駅ビルでお好み焼きをごちそうになった。その方には小学校６年の娘さんがいて、「うちの娘を嫁にもらってくれませんか？」といつも言われていたことを思い出す。今から思えば、そのくらいの世代で「数学女子」なんてのはものすごく貴重な存在だったのではないだろうか。
　今はかなり数学女子も増えたみたいである。こんな漫画だってある。

数学女子 1 (バンブー・コミックス)

数学女子　（２） (バンブーコミックス)

　丸顔で髪の長い女の子がとっても好きで、高校生の時は何度かそういう女の子にアタックして玉砕した。そういう外見が無条件に好みだったのだから仕方がない。そして頭のいい女の子というのも無条件に好きだ。その両方を兼ね備えた菊川怜は私の好みのど真ん中ストライクだ。こないだドラマに出ていたので私は食い入るように見ていたよ。
　　　　　
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