江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

数学を捨てて受験をあきらめる連中

exajoe2011-05-01

 べる先生が5月1日のブログ「数学捨てた!」族で、早々と高校1年生にして数学をあきらめて私立文系にしぼっってしまう連中のことを話題にしていた。高校1年生の頃の私は医学部志望だったので、数学の勉強からは逃げられなかったのだが、なぜかあの「数学Ⅰ」という科目は苦手だった。私は高校1年の頃はお世辞にも数学のできる生徒ではなかったのである。もちろん他の科目もあまり成績は良くなくて、小説ばかり読んでたので現代文と古典漢文、そして地理しかできなかった。英語は最悪だった。
 高校2年になって、数学の内容が「数学ⅡB」となっても、数列は苦手だった。しかし、微分積分になったときに、「なんじゃこりゃ、単純じゃんか」と急に問題がジャカスカ解けるようになった。そのときに、数学Ⅰの時にはあまりわからなかった2次関数も、微分法を使えばあーらふしぎスイスイと解けることを発見。急に自信がついたのである。今でも思う、数学で一番難しいのは「数学Ⅰ」で、「数学ⅡB」「数学Ⅲ」とどんどんやさしくなっていって、問題がパターン化されて解きやすくなった。もっとも高校1年の時に習った先生よりも高校2年で習った先生の方が格段にわかりやすかったということもあったかも知れないが。
 数学がどうしてもできないという人たちが少なからず存在する。そういう方々はたいてい、機械的な丸暗記ならできるのである。思考力はないが、暗記力はあるというタイプの頭脳だ。HDDはついてるけどCPUはないのである。もっともそういう方々も中学生までの数学はある程度できているわけで、抽象度が高くなったときに急に理解不能になるのかも知れない。

 数学を理解するのが面倒→いっそ数学をやらなくても済む方向へ→私立文系
 という安易な選択は、多くの文科系の受験生を支配する行動原理である。そしてこの「私立文系」という連中はいつしか、中学生レベルの数学もどんどん忘れていくのである。最終的には分数のできない大学生へと退化していく。(もっとも今は九九のできない理系学生もいるらしいが)
 センター試験の数学で半分もとれない生徒を見ると、数学の勉強を根本的に勘違いしてるのだなと思う。5年間分くらいの過去問を自力できちっと解けるようになれば8割は絶対に取れるし、模範解答を見ていてもその意味がわからないというのはきっと、高校生の時に数学の授業中全部寝ていて基礎が全くわかっていないのだろう。
 大阪府の教員採用試験を受けたとき、周囲の受験生たちがあまりにも無教養なのに驚いた。高校受験レベルのやさしい数学や理科の問題なのに「全然出来へんかったわ」「時間足れへんわ」とほざいていた。ちゃんと勉強してから受けに来いよ。
 数学を勉強していて、ものすごくやさしく書かれた参考書や教科書に最初に出てくる基本問題レベルさえも理解できないとすれば、高校数学を理解する能力にまで自分のレベルが到達してないのである。そんなときはいっそ小学校の算数くらいからやり直すべきだ。その辺でつまづいたのにいきなり高校になってわかるわけがない。私は高校に入ってから一時期成績が低迷したことがあったが、それは高校に入ってから遊んだからであって、中学までの勉強は完璧に理解していた自信があった。高校入試問題が9割取れる者も5割しかできない者もみんな高校生にはなるわけで、中学でわかっていなかった者がそこで出会う高校レベルの学習についていけないのは当然である。
 あきらめるなよ。わかるところまで戻って理解しろ! それだけだ。私の言いたいことは。

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