審判のせいで負けた夜
巨人の連敗を止めたのは、他でもない一塁塁審土山のミスジャッジだった。鳥谷の犠牲フライで１点勝ち越した阪神は続く新井兄が四球を選び押せ押せムードだった。ブラゼルの打球はライトとセカンドの間にフラフラと上がり、それを捕球した脇谷は一度お手玉して地面に落下させたが、それを土山塁審は（故意に？）見ない振りをしたのか、アウトの判定を下したのでこの回の阪神の攻撃は１点止まりとなって、巨人の逆転劇につながった。各紙の見出しの中でこの事実にふれていたのはこの一紙のみである。
阪神不運な逆転負け、巨人は連敗ストップ
デイリースポーツ 4月20日(水)21時50分配信
「阪神４‐５巨人」（20日、甲子園）
巨人が逆転勝ちで連敗を３で止めた。２‐３で迎えた八回、３番手の久保田を攻めて無死満塁とすると長野の２点内野安打で逆転。続く亀井のタイムリーで突き放した。決勝打の長野は「前の打者がつないでくれたのでどうにか返そうと思っていた」と話した。
阪神は二回１死二、三塁から俊介の適時内野安打で先制。三回にはブラゼルの左前適時打で追加した。同点の七回には鳥谷の左犠飛で勝ち越したが、続く得点機にブラゼルの飛球を脇谷が捕球したプレーがアウトとジャッジされる不運が響いた。九回１死満塁から１点差まで詰め寄ったがそこまでだった。
こういうミスジャッジをしたとき、審判はその後で阪神に有利な判定を下して相殺するものである。そういうマナーもわきまえずに次の回、先頭打者小笠原のショートへの打球を鳥谷が一塁にジャンピングスローした微妙な判定を「セーフ」とした。ここでちゃんと先ほどのお詫びということで「アウト」にしていれば巨人の逆転劇はなかったのである。巨人が勝てたのはこの土山というクソ審判のおかげである。
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