江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

お墓参りしてきました

exajoe2009-09-06

 母と一緒に、母方のご先祖様のお墓参りをしてきた。墓は和泉市の横山というところにある。横山高校のほど近くである。母の父(つまり私の祖父)である朝田晴茂という方は、大林組で現場監督をしていたという。母の話ではあやめ池遊園地を作った時に、大林組の社長夫妻と一緒に並んで撮った写真が家に飾ってあったということだから社長にはかわいがられた人だったらしい。また母が幼い頃すごした長屋のすぐそばには朝鮮人の集落があって、母の話では、父は「朝鮮人も日本人も、同じ仕事なら同じ給料だ」と、現場監督で余分にもらえるはずの自分の分も含めて賃金を頭割りにしてしまうような義侠心のある男だったらしい。実は私の両親はいとこ同士で、父から見れば朝田晴茂は叔父にあたる。父が14歳の時に晴茂叔父は亡くなってるのだが、父もその叔父のことを「立派な人だった」と言っている。私は映画「青春の門」を見たとき、坑道に閉じこめられた朝鮮人労務者を救うために犠牲になった伊吹信介の父、伊吹重蔵に、逢ったことのない自分の祖父の姿を重ねていた。

 もしも大林組で祖父と一緒に働いていた人から話が聞けるなら、祖父を主人公にした物語が書けるのではと思ったこともあるが、おそらく生きていてもみんなもう80代後半から90代、戦前のことでしかも残ってるかどうかもわからない朝鮮人労務者の記録から現在の消息を探すのは至難だろう。まさかこのブログを見て「朝田晴茂さんを知ってます」と誰かが名乗り出てくる可能性はないと思うし。
 墓は長い坂道を登り切った上の方にある。わが家の墓所にはもう一カ所墓石を立てるスペースが残っている。母はそこを指さして「お母ちゃんのお墓はここに建ててや」と言った。本当はもう少し墓所は広かったはずなのだが、上の墓が勝手に盛り土して石垣を作って、わが家の墓所をぶんどったと母からきかされた。他にも不自然な形状の墓所があって、それも母の話では「勝手に広げた」ものらしい。たまにしかお参りのないお墓はそうやって荒らされてしまうのである。

 73歳の母は先日手術のための入院したとはいえ、まだまだ元気である。(写真の中で坂道を登っていく後ろ姿が母である)お墓云々のことなど想像もしたくない。考えたら自分は分家なので、自分が入る墓や父が入る墓は別に造らないといけないのだが、まだ父が元気なのに墓のことなど考えたくもないのである。
 お墓に供える仏花は国華園というところで買った。ここは来るたびにどんどん規模が大きくなってるような気がする。ラジオでもCMが入るのだが、広大な食品売り場が設置されていて、近隣の農家の野菜だけではなくて、全国のJAからの直送というさまざまな野菜や果物が並んでいた。しかも安いのである。考えたらこんな山の中にある不便なところに、わざわざ遠くから買いに来る人が大勢いるわけで、休日ということで駐車場はいっぱいである。商売というのはやはり客を集める力なんだとつくづく思ったのであった。

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