江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

電気科学館の思い出

exajoe2008-08-26

 かつて四つ橋のその場所には「大阪市立電気科学館」という施設が存在した。私は小学校低学年くらいの頃、母に連れられてよくそこに出かけたことを思い出す。天王寺から地下鉄に乗って、大国町で乗り換えて、四つ橋で降りたのである。大国町の乗り換えの便利さには驚いた。ホームが隣り合っていて、乗り移るだけでいいからだ。JRの新今宮のホームや近鉄鶴橋駅もそうなのだが、このような合理的な発想は関西人ならではのものだとつくづく思う。そして、そうした便利な構造がかなり古くから存在したということにも驚くのである。
 うちは両親が商売をしていたのだが、母は仕事が休みの日曜日になるとよく子どもたちを連れて、弁天町の交通科学館や四つ橋の電気科学館に出かけた。兄は交通科学館の方が好きだったのだが、私はどちらかというとこの電気科学館が好きで、そこにあったプラネタリウムも好きで、いつのまにか星を見るのが好きな少年になっていた。星座早見盤で確認して、夜空の星を見てはどれが何の星であるかを確かめたのである。
 電気科学館に展示してある様々なものがどれも子ども心に面白くて、いつまでも眺めていたいものばかりだった。星に興味があった自分は、プラネタリウムの解説を聴きながら「大人になったらあんな仕事がしてみたい」とも思ったものである。また、この施設の上の方の階にたしか鉄道模型の巨大なのがあったのを覚えている。電車が走るヤツである。どうしてそれがそこに存在したのかわからないのだが、とにかくそれも見ていて飽きなかった。家族と一緒だと帰りをせかされるので、一人で来て一日遊んでいたこともある。そんななつかしい場所だった。
 博物館マニアの私は、目黒の寄生虫館なんかもけっこうお気に入りである。東京ではもうひとつ、朝倉彫塑館も好きだ。マイナーな博物館はけっこう落ち着けるのである。
 電気科学館は1989年に閉館して、その建物のあった場所には今はオリックスブルーウェーブインが開業している。下から見上げると屋上部分にドームみたいなのがあるのだが、あれはもしかしてかつてプラネタリウムのあった場所なのだろうか。そんな懐かしい気持ちになったのである。ホテルはわりと低料金みたいなので、一度泊まってみたい気もする。そのときはミナミで存分に夜遊びをして・・・ということになるだろうか。
 星が好きだった少年は、受験生の時は京大理学部に進んで「宇宙物理学」を専攻するんだと夢見ていた時期もある。そんな夢多き少年がこんな変なオッサンになってしまうのだから、運命とは実に残酷なものである。
 天文学者にならなかったオッサンは暴言コラムニストになってしまったよ。 

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