江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

きみが居ない夏

 全国中学高校ディベート選手権大会(ディベート甲子園)の全国大会にずっと連続出場を続けていた。地区予選を勝ち抜かないといけないわけで、毎年の選手たちのがんばりのおかげで夏は東京に連れて行ってもらっていた。(2005年だけは愛知、あとはずっと東京)しかし、今年の地区予選では名だたる進学名門校の前にあえなく敗戦、そして選手たちの夏が終わった。
 いつもの年は、7月、そして8月はじめまでずっと部活に追われて忙しく、全国大会の終わりではじめて自分の夏休みがやってきたのだが、今年はもう勤務先の学校での夏期講習が済んだら夏休みである。時間はたっぷりある。何をして過ごせば・・・と思うけど、やっぱり日頃読みたくても読めなかった本を読んだりして過ごすのだろうなあと思う。考えたら2000年からずっと連続出場してきたのだから、こうして戦士の休息があってもいいじゃないかと思うのである。そういうわけで、のんびりとすごせる夏は貴重である。来年からまたそういう夏は巡ってこないかも知れないのだから。がんばったけど全国大会に行けなかった生徒たちはかわいそうだが、もしかしたらこれは何年も7月8月を忙しく過ごしてきた自分に対して神様が与えてくれた贈り物みたいなものかも知れないと思ってしまうのである。
 全国大会のステージに向かって毎日遅くまで活動する生徒たちを見ながら、ディベートというひとつの戦いに生活の多くの時間をかけて打ち込む生徒たちの姿にいつも私は感動していた。「こいつら、本当にディベートが好きなんだな!」と。
 しかし、自分が指導者として冴えていたのはたぶん数年前くらいまでなんだろうなあと思う。昔は立論も顧問の私が書いていたなあ。もっともそれは生徒たちの力がまだついていなかったということもあるわけだが。
 「立論はこんなふうに読むんだ!」と用意された原稿を時間ぴったりの6分で読んでみせたり、試合の後でどうすれば勝てたのかというポイントを説明したり、そんなことに熱心だったのも3,4年前くらいまでで、最近はディベートが高度化されたのについていけなくなった自分が居る。膨大な資料を読むだけで疲れてしまうし、こちらが年齢から来る記憶力や思考力の衰え、いわゆる老化現象というヤツに悩まされているわけだから。きっと今の私は生徒から見れば「頼りない顧問」なんだろうなあ。自分でも「冴え」はなくなったと自覚して居るんだ。その昔は少なくとも自分は生徒たちからみれば最強のディベーターであり、神だったのだから。今は自分の弟子たちがすぐれた指導者として育ってくれることを願うだけだ。もっともディベート部出身の教員が誕生するかと思いきや、彼は全く別の進路に進んでしまったのだが。


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