源氏ロマン吟行会
4月20日、私は読売新聞社の主催した「源氏物語〜千年の時を超えて」シリーズ第四回俵万智の源氏ロマン吟行会という催しに参加するために京都、下鴨神社に出かけたのである。古典を教える教師らしく、少しは休日を自分の向上に役立てようと言う殊勝な心がけである。なんとこの企画は、後援が文化庁や関西経済連合会、京都商工会議所とものものしく、協賛は岩谷産業やNTT西日本、オムロン、関西電力など多くの関西の企業が名を連ねていた。そんな仰々しいものなのなら、参加費も無料にしてくれればと思うのだが、私はきっちり3000円を払ってるのである。
日頃暴言コラム等という雑文を書きつづっていて、少なくとも「散文」の分野ならそこそこの自信はあるのだが、詩を書いたり短歌や俳句を作ったりなんてことには全く自信がない。そういう自分がこんな酔狂なことに参加してもいったい何の意味があるのかということだが、俵万智さんのお話が聞けて、ご本人と間近に対面できるということに対してミーハーな期待をして出かけたのである。ちなみに俵万智さんは1962年生まれということなので、私と学年で2年違うのだったかな。とにかくほぼ同じ世代なのである。また、彼女も公立高校の国語教師をしていたということで、そうした親近感も当然ある。また私のWEBサイトには、「チョコレート革命・試論」という勝手に俵万智さんの短歌を解釈したとんでもないページまである。そういう因縁がある以上、参加しようと思った次第なのである。
出町柳までは京阪特急で出かけた。淀屋橋から乗れば確実に座れる。京都に行くなら新快速が速いが、京都大学や出町柳方面に出るなら迷わず京阪である。私が乗ったのは2階建て車両じゃなかったのがちょっと残念だった。この特急に学生時代はいつもお世話になったものである。車窓に流れる沿線の風景もすっかりと変わっている。高野川の中州では菜の花(?)らしき黄色い花が咲いていた。
さて、下鴨神社のある場所は「糺の森」と呼ばれる原生林で、太古の昔からずっとこのままの状態であるらしい。甲子園球場3個分という広大な森なのだそうだ。そこに御手洗川(みたらし川)という川が流れている。ここがみたらし団子発祥の地であるということである。
この静かな森の中で、短歌を呻吟して作るというのがこの会の目的なのである。
俵万智さんご本人が10:00からのミニトークに登場され、なかなか気の利いたお話をされて、来ている方々は平均年齢60歳くらいの雰囲気で自分なんかは最年少に近い部類だろうが・・・(実は後で入賞者の中に15歳という方がいてびっくりしたのだが)とにかく、高齢のしかも女性が多かったのがこの会の特徴である。
この糺の森の原生林と、神社の建物とが溶け合って独特の奇妙な景観を作り上げている。森の樹木の中には驚くほど背が高いものもあって驚く。遠方から見ればただの森にしか見えないのがこの下鴨神社一帯である。
昼食は高野のホリディインでランチバイキング、湯豆腐がおいしくてかなり喰いまくってしまう。それにしてもどうして自分はバイキングならこんなに意地汚く喰いまくってしまうのだろうか。食べ過ぎてお腹が痛いのである。腹ごなしにかなり歩かないといけないのである。喰って喰って喰いまくって飲みまくるのはバイキングのお約束である。このホリディインのある建物の隣にはカナートという商業施設が建っていて、自分の記憶では昔ここにはイズミヤがあったはずなんだがと思ったのだが、とにかくそこはお買い物をすれば2時間無料でクルマを置けるいうことで、駐車場の不足する京都の中ではしっかりと活用したい場所である。もっとも私がホリディインから食い終えて出てきたとき、駐車場は満車だったが。休日は満車になるので観光客が置くのはやはり無理だろう。
肝心の短歌のできばえだが、そんなこと聞かないでくれ恥ずかしい・・・というわけで、入賞者13名には入れずじまいでした。最後に選ばれた短歌を一つ一つ俵万智さんが講評されるのがなかなか面白くて、とっても勉強になったのだ。次の第五回も参加しようと思ったがどこで開催するのだろうか?
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