ひなまつりに娘を持つ父親を夢想する
私の愛読書「Papa told me 1 完全版 (愛蔵版コミックス)」関してのブログ記事を発見した。そして、なんと関川夏央がこの作品に関してのコメントを寄せているということを知って驚く。おお、彼も注目していたのか。関川夏央の本はかなり読んでいるし、彼の関わった大作「『坊っちゃん』の時代 (双葉文庫)」も私のライブラリの重要な構成要素である。
我が家には男の子しか居ないわけで、３月３日といってもそれはなんの意味もなく、私にとってこの日はひなあられを食べるくらいの意味しかない。妹が家にいたときは雛人形は我が家にあったのだろうか？記憶がないということはきっとなかったのだろう。孫におひな様をプレゼントするような祖父母もいなかったわけで、そういうわけで我が家にはお雛様ももちろんいない。
私がこのマンガを知ったときにすでに私は一児の父親だったが、この世界に感化されて娘を持つ父親になりたくなったことは言うまでもない。しかし、それは果たせずに現在に至るのである。
私が「Papa told me」好むのはおそらくそこに自分の父親をこの世で最上の男性であると信じて疑わない少女の中に、無条件の愛情のかたちを感じるからかも知れない。無条件の愛情を与えてくれるような恋人や配偶者はそもそも想像の世界にしか存在せず、男性にとってそうした存在というのは実は母親しかいないのかも知れないが。
そう、「Papa told me」においても娘の知世ちゃんの役割が実は母親なのだと言われれば確かに説明がつく。父親のワードローブを管理する小学生なんて通常はあり得ないだろうから。
(←ブログランキング投票ボタンです。２／２８ 20:40現在で５１位です。５０位から転落しました・・・応援のクリックをお願いします！）
 |
恋人にはマウスを贈ろうキャンペーン中！
格安価格で本を書う
激安中古パソコンはこちら江草乗にメールを送る人はここをクリック
