次に買うクルマ
自動車保険のことでいつもお世話になってる修理工場に出かけた。なんでも一家にクルマが3台ある場合、そしてその3台とも同じ会社の自賠責保険に入ってる場合、3台まとめて一つの口座から引き落とすようにして合計で3%割引になるという。(そのかわり更新時期が3台分いっぺんにくるから支払いも一気だ)というわけでだったらそいつをおねがいしようかなと思ったのである。そこで店の主人と次に買うクルマのことで世間話をした。今乗ってる2000年式のFTOは走行距離8万五千キロ、今年の8月に車検なんだがまだまだ乗れそうである。乗り換えるなら次の車検がいちおう候補なんだが・・・ということで。
まず候補となる2ドアクーぺがない。シルビアがなくなりセリカがなくなり・・・ということで、今日本ではもう2ドアクーペというのは絶滅種なのである。FTOの次はセリカを買おうと思っていたがセリカは昨年滅亡したのである。だったらBMWの3シリーズはどうかと勧められる。ベンツよりも故障が少ないからいいということで、その店の主人もBMWに乗っている。うーん、それもひとつの選択肢である。昔輸入されたGMのネオンはひどいクルマだったとか、キャバリエもダメだったという話は、実際にそうしたクルマの故障と向き合った方だけに説得力がある。どうしてGMが没落したのかわかる。その程度のものしか作れなかったから必然的に顧客が見放しただけである。外車を買うならBMWかアウディ、ベンツはやめておけという話になった。金を持ってるだけの馬鹿に見えるという。(ベンツオーナのみなさんごめんなさい。)というわけで、SLK欲しいと思っていたけど故障されると困るしなあ。
2ドアクーペは滅亡したが、もどきはある。ということで今選ぶならRX−8だ。実はこの開発に知人の弟さんが関わってるという。別にそんなことは理由にならないのだが、不思議な縁だろうか。そのあと灯油を買うために買ったセルフ式のガソリンスタンドで隣にRX−8が停まって、灯油のポリタンを抱えたおばちゃんが降りてきたのである。シルバーのかっこいいRX−8だった。どの角度から見ても美しい。うーん、買うならこれかな・・・と思ってしまう。その後帰り道で道路脇にプリウスが停まっていた。実はプリウスも候補に考えていたのである。もうガンガン走らずに環境性能を追求すべきかなと思って。しかし、前から見るとカエルみたいで悲しかった。やっぱりこれは乗れないなあと思った。そういうわけで今の時点での候補はRX−8、しかしFTOを廃車にするときにまだRX−8は作られているだろうかと心配になってしまう。だってトヨタはMR−Sの生産をやめてしまうし、たぶんホンダもS2000は近々生産を打ち切るだろうし、クルマを走らせる楽しみを追求することはもはや禁じられた遊びにされてしまうかも知れないからだ。
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