中学受験

　１／２０は関西の私立中学の統一入試日である。私の勤務する学園も当然他の学校と同じくこの日に入試がある。みんな一斉だ。入試の監督は実に緊張する。神経がぴりぴりと張りつめている。教室にいる受験生たちもピリピリしてる。必死さが伝わってくる。いや、こんな日に必死でないヤツが居たらもう完全に終わっている。
　いろんな進学塾が大勢の応援団を引き連れてやってきてる。どこも宣伝を兼ねての出陣だ。まるで入学試験が「いくさ」のようである。塾の中には「常在戦場」という幟をたてているところもある。なんだかすごいスローガンである。失敗したらそれは「討ち死に」なんだろうか。人生はまだまだやり直しが利くし、中学受験で失敗しても高校受験や大学受験で取り返せるじゃないか。
　入学試験の採点はものすごく疲れる作業である。それはこれが「時間との戦い」であるからだ。決められた時間までに片づけないと、その後の入試判定の作業が進まないわけで、私のような日頃ぐうたらな人間もこの日は真面目に仕事をしている。私は中学は公立だったので高校・大学入試しか経験がないが、あのころに比べると中学受験する人もかなり増えて、関西ではなんと全小６の１割が受験するらしい。関東ではもっと増えて６人に１人が受けるとか。<恋人にはマウスを贈ろうキャンペーン中！
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