議論を趣味にする者として
日頃暴言日記を書いてることもあって、さまざまな反論のメールをもらうことがあるし、そうした反論と個別にやりとりするのではなくてそこから議論を広げることが実りある行為だと思ってるから、掲示板を設置してそこでさまざまな意見を聞くことにしている。自分の意見が１００％正しいというのはあり得ない話であるし、時には、いやしょっちゅう自分は誤りを犯す。そう言う意味で掲示板を設置するのはそうした自分への戒めでもある。
議論する上で大切なのは、議論する内容とその意見を語る人間とをきちっと峻別することだ。それができないような馬鹿とははっきり言って議論そのものが成り立たない。これは教室ディベートという世界で教育の手段として「ディベート」を教える者として常に意識していることである。「あなたの意見はこういう点がおかしい」という議論はしてもいいが、「こんなおかしい意見を主張するおまえは馬鹿である」という議論はもはや単なる悪口である。
ここにそういう悪口を懸命に語る方がいる。参考にその議論のスレもリンクしておきたい。「金持ちケンカせず」というのがオレのポリシーなんで普通はこういう手合いは放置するのだが、今回こうして文中リンクしたのはこいつが「卑怯」だからだ。掲示板では「終わり」を宣言しておいて、誰も見ないと思ったのか自分のブログではこっそりと悪口を書き、そして予想したように「あんたのことを書いたわけじゃない」という意味の言い訳をする。オレの一番嫌いな「卑怯」の見本みたいな人間がここにいる。この方の主張が正しいのかそうではないのかは読んでもらったみなさんに判断してもらうとして、暴言日記の書き手である私が感じることは、逆説的表現を書くことの難しさである。
「ほめながらけなす」これは私が暴言日記を書く中でもっとも意識してる手法である。変な政治家を「なんてあなたはすばらしいお方なんだ！」と的はずれなほめ方をするとかである。時々そういう日記に対して「あんなヤツをほめるとはけしからん！」という抗議のメールをもらう。そういうとき私はいつも謝罪のメールを出す。「表現力が不足して誤解を招いたことをお詫びいたします」と。
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