粉石鹸

　しばらく前に、ダイエーから「セービング」の粉石鹸が姿を消した。もうやめてしまったのだろうか。ずっとそれを使っていたオレはもう買えなくなってしまい、いつしか買い置きもなくなった。そういうわけで、代わりに買ってみた３キロ入りの「ミヨシの粉石鹸」というのは、純石鹸分以外の添加物が４０％入ってるということで、オレの肌をめちゃめちゃにした。オレは全身に出た湿疹のかゆさで死にそうになっている。なんということだ。
　今日、オレはダイエーで「純石鹸分９８％」の粉石鹸を見つけた。高いけど買うしかない。値段は１．６キロで１０５０円ほどだから、「ミヨシの粉石鹸」の倍以上の価格である。しかし、これでかゆさから解放されると思えば我慢するしかない。
　家族の誰にもオレのような被害は出ないので、みんな無関心だ。「ちゃんとすすいでくれ」というオレの訴えはいつも無視だ。主婦の労働には余計な手間は困るのである。しかし、この洗剤による害なんだが、皮膚科医もよくわかっていないのか、東京医科大権東明の著書「アトピー性皮膚炎は治る」という本では「洗剤はよくすすいだら大丈夫」などというまるで洗剤業界の回し者みたいな記述がある。よくすすいでもここに大丈夫じゃない患者が一名いるのだ。だったらその記述は間違ってるのである。
　しかし、１．６キロで1000円はやはり高い。どこかでこの商品を安く売ってるところはないのか。