江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

私も英語が出来なかった

 高校に入学するまでは英語が得意なはずだった。ところが高校入学後、あっというまに落ちこぼれる。それは、「予習」を基本とする授業スタイルになじめなかったからである。それから一年近く、自分は深く深く潜行することとなった。英語ができるようになったきっかけは、春休みに私に英語を個人指導してくれた国語の教師がいたからで、その先生のおかげで私は「授業の前に全部理解してから受ける」ということを心がけるようになった。50分の授業に対して2〜3時間の予習が必要だったが、それを一年近く続けてると、自分は英語が知らず知らずのうちに得意になっていて、模擬試験でも英語が足を引っ張ることはなくなった。
 「大量の英文を辞書を使いながら訳すトレーニング」
 すべてはこれに尽きると思う。そこで養われる基礎体力が、初見の英文を読むときに役立つ。自分は長い期間かかってその力を身につけることができ、知らず知らずのうちに単語力も身に付いた。「試験に出る英単語」という本を開いたとき私が思ったことは、「なんや、知ってる単語ばっかりやん」だった。
 共通一次試験は5教科7科目だったが、勉強時間の半分を私は英語にあてていた。英語の勉強にはそれほど時間がかかったのだ。

 成績の悪い生徒は必ず英語ができない。当然だと思う。掛けてる時間が少なすぎるし、勉強するときに頭を使って考えていないからだ。そういう人が突然できるようになることはありえない。単語力は単語集ではなくて英文解釈の作業の中で身に付く。その真理をわかっていない受験生と英語教師が多い。