江草乗の「大人の物欲写真日記」

江草乗のプライベートな日常日記です。

ニーチェが京都にやってきて・・・

 哲学の道のそばに生まれた著者が、その美貌を活かして活躍した後、哲学少女になってこういう本を出すというストーリーなんですね。
 美人は得だなあと思うけど、でも「哲学」というジャンルの入門書としてはいいかも知れませんね。


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ギリシャ人の物語

今、塩野七生さんの「ギリシャ人の物語3」を読んでいる。

ギリシア人の物語 III 新しき力

ギリシア人の物語 III 新しき力

アレクサンダー大王の話がもうワクワクするくらいの面白さである。
実は、受験勉強では世界史を選択していないこともあって、私は世界史の知識に乏しい。
だからこの本がとても面白かった理由は「知らない歴史を学ぶ」ということだったのだろう。
機会があれば

ギリシア人の物語I 民主政のはじまり

ギリシア人の物語I 民主政のはじまり

ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊

ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊

もぜひとも読みたい。

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3月のライオン

 NHKのアニメで「3月のライオン」を観ている。

 中学校でのいじめが描かれてるのだが、その担任の先生の無能ぶりが観ていてつらい。
 そして、こんな低レベルの先生は、きっと日本中の中学校に無数に居て、だからいじめの加害者はいつまでもいじめをやめないし、被害者は自殺に追い込まれるのだろう。
 
 自分も教育の世界に居るだけに、なんだかいたたまれない気持ちになった。


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キラキラ共和国

 少し前のことだが、NHKでドラマ「ツバキ文具店」を観ていた。
 自分の好きな女優(多部未華子)が主演だったこともあり、毎週楽しみにして観ていた。そして、原作者が小川糸さんであることも知った。好きな作家の原作ドラマを観ていて、その作者が誰であるかを知らず、見終わってからその不思議な味わいに心を奪われ、そして「実は自分の好きな作家さんだった」ということに気がついた。

 原作本の「ツバキ文具店」を読む前に、その続編の本が出たのを知って読むことにした。
 それがこの「キラキラ共和国」である。

 今日、出張のためにJRの新快速に乗って、その車中で「キラキラ共和国」を読んだ。





  不覚にも泣いてしまった。


 だめだ、この本は悪魔的なほどに私の弱いところを直撃する。


キラキラ共和国

キラキラ共和国

ツバキ文具店

ツバキ文具店

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望むのは

 書評を朝井リョウさんが書いているとツイッターでつぶやいておられたので、この作品を知りました。
 読んでみたいです。

望むのは

望むのは

十五歳。若い人間として生きられる、これが最後の一年だ。歳を取るのが怖い小春は、隣に越してきた同い年の歩くんと出会う。彼はバレエダンサーで、おまけにお母さんはゴリラなのだ! それっていったい、どういうこと――? 部活動、新しい友だち、恋にも似た心の揺れ。少し風変わりな世界で成長する少女の一年を描く長編。

著者プロフィール
琬古谷田奈月 コヤタ・ナツキ
1981(昭和56)年、千葉県我孫子市生れ。2013(平成25)年「今年の贈り物」で第25回日本ファンタジーノべル大賞を受賞。受賞作を改題した『星の民のクリスマス』の他、『ジュンのための6つの小曲』『リリース』『望むのは』などの著書がある。
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書評
大切なのは、本当の姿を見ること
三浦天紗子
 デビュー作は主人公が物語世界に入り込むファンタジー小説、二作めは独特の音楽世界に生きる少年の現代小説、続く三作めは結婚や生殖の価値観が反転した社会を描く近未来小説。古谷田奈月さんは、これまで刊行してきた一作一作でテイストを変え、筆力を見せつけてきた。それでいえば『望むのは』は、二作めと通じる部分もあるが、主人公の小春を取り巻く世界はもう少し風変わり。そんな舞台が用意された、青春小説たる本作もまたすばらしい。
 どこが風変わりかと言えば、小春と同じ高校に通うことになる隣家の歩くんの母親はゴリラだし、その高校の美術教師はハクビシンだ。最初は小春も違和感を持つけれど、少し経てば、〈変わってるよねえ〉と言いつつ受け入れているクラスメイトで美術部員の鮎ちゃんのように、慣れていく。
 だが、そもそも小春自身、ちょっと変わっているのだ。小春は絵の具で色を作る。絵を描くためではなく、いわば色見本のようなものを作って集めている。小春が慕うおばあちゃんは〈色占い師〉というのをしていて、おばあちゃんの〈色集め〉の手伝いも兼ね、町の北東にある藍山に、草木染めのための植物や顔料にするための土などを採集しに行く。
 色や光や風は、小春が世界とつながる手段だ。小春は、自分や他者のことも、浮かんできた感情や目の前に起きた出来事も、色や光や風といった自然のたくらみを介して、リアルな手応えを感じるような少女である。そんな小春の、高校の入学式直前から、卒業生を送り出す次の春までの一年が、季節を追いながら描かれていく。
 たとえば、新入生登校日のこと。歩が意を決して〈ぼくは、バレエダンサーです〉という自己紹介。歩にとっては、ゴリラの息子であることなどどうでもよかった。言うのに勇気がいったのはバレエのことだったと気づいた小春は、的外れな正義感を気取った自分を恥ずかしく思う。両親から、〈大切なのは、本当の姿を見ることよ〉という薫陶を受けていたのに。その一方で、小春自身も、小春が着ていたスモックのどす黒い〈血みたいな色〉の汚れを見た歩から、猫殺しでもしているのかと誤解されていたことにショックを受ける。
 何を見てどう思われるかなんてわかるわけないと言う小春。〈誤解されるのにはわけがある〉〈どうにか・・・・は思われる。望みどおりだろうとそうじゃなかろうと〉と切り返えす歩。人は勝手に自分の描くイメージに他者を押し込み、それが違っていたときには失望するのに、他者に勝手に自分のイメージを規定されたときには不満を抱く。だからこそ、マイノリティーに押し込められやすい歩くんやハクビシンの里見先生によって、バレエだの美術だの自分の大切な世界を持つゆえの信念の言葉――たとえば歩の〈でもみんなのイメージするぼくを、ぼくはぶっ殺したりしない。ぼくはもっとイメージするだけ。いいふうに〉、里見先生の〈きみがいったいなんなのかは、きみがわかっていればよろしい〉――が心に響く。
 そんなふうに、本書では、「自分が見ている世界」と「他者が見ている世界」との、「自分が見ている他者(あるいは自分自身)」と「他者が見ている自分(あるいは他者自身)」との、いくつものずれや摩擦によって、当たり前と思っていたことの認識が矯正される。なにせ、「思っていたのと違う」に対して、この物語の大人も子どもも、スルーしたり、無視を決め込んだりしない。ふつうに見えても思考回路が変わっているとか、変わって見えても至極真っ当な考え方の持ち主だとか、どこかは風変わりな者同士が、ぶつかり合いを恐れず、わかり合おうとしていくさまがとても美しい。
〈15歳。若い人間として生きられる、これが最後の一年だ。〉冒頭でそんな胸の内を明かしていた小春。だが、それは若さを未成熟の言い訳にできなくなる不安が言葉になったようなものだ。15の春に家の地下室でひとり、色で遊んでいた心細げだった少女が、明日十六を迎える日に胸に抱いた〈色褪せろ。わたしが好きな色全部、これまで作った色全部〉。この思いが、カタルシスでなくてなんだろう。このとき小春が望んだのは、〈色の不死ではなかった。朝のように広がる、無限の白だけ〉。世界を光輝く白として見つめられるまでに成長した小春がまぶしい。
(みうら・あさこ ライター、ブックカウンセラー)
波 2017年9月号より

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究極の馬鹿

 いや、ただ単に馬鹿が多いというだけのことでしょう。
 教育のレベルが低いだけ

中国で旅客機のエンジンへのコイン投げ込みが相次ぐ理由
10/29(日) 7:00配信
NEWS ポストセブン
コイン投げ入れ事件が続出
 中国では空の旅で乗客のマナーの悪さがたびたびニュースで報じられるが、最近も70代と80代の女性が旅の安全を祈って、旅客機のエンジンにコインを投げ込む事件が相次いで起こり、旅客機の安全点検のため、出発が大幅に遅れるというトラブルが続発していたことが分かった。
 これらのトラブルについて、ネット上では「しっかりと罰金をとるなど罰するべきだ」との厳しい意見のほか、「悪気のない無知からくるもので、こうなったら、乗客全員が乗るまで、エンジンにカバーを付けておくべきだ」とのユーモアのある書き込みもみられている。
 10月初旬、安徽省の安慶空港で、雲南省昆明空港行の旅客機に乗り込む際、タラップから機内に入る前に、76歳の女性がコインを数枚エンジンに投げ入れたのを他の乗客が目撃し、近くにいた地上整備員に知らせた。
 この女性は空港駐在の警察官から取り調べを受けて、10日間拘留されて、500元(7000円)の罰金を徴収されたという。警察の発表によると、女性に犯罪歴や精神疾患はなく、安全な飛行を願って硬貨を投げたと話している。
 中国では、日本の神社や寺院などで賽銭するのと同じように、寺院などでコインを投げ入れて、祈りが成就することを願う習慣がある。
 同機には約100人の客が乗っていたが、全員がいったん降りて、整備員がエンジン内部を徹底的に検査したが、コインが何枚入っているか分からないため運休になった。その代わりに、翌日朝、代替機が昆明に飛び立ったという。この間、乗客は空港で夜を明かさざるを得なかった。
 このエンジンへのコイン投げ入れ事件は今年6月にも上海浦東国際空港でも起きている。このときの当事者は80歳の女性で、やはりタラップを上る前に、エンジンめがけてコインを数枚投げ入れたという。
 やはり、これを目撃した他の乗客が空港スタッフに連絡したことで、この女性は警察に連れていかれて、事情を聴かれたが、悪気はなく、旅の安全を祈っての行為だったことが判明。犯罪歴もないことから、釈放されたという。
 旅客機は整備スタッフが検査して、コインの回収後、約6時間遅れて出発し、無事に目的地の広東省広州市の国際空港に到着した。
 これらのコイン投げ入れ事件は複数の中国メディアが報じており、相次ぐ常識を欠いた行為についてネット上では「航空会社にとって、1時間の遅延で約8000元(13万円)の被害が出る。これを賠償させるべきだ。そうしないと、いつまで経っても、中国の飛行機でのマナーの悪さはなくならない」との厳しい意見も目立っている。


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キリンの子

 さまざまな事情で学校に行けない子ども、学ぶ機会を得られない子どもが存在する。その状況をこうして短歌の形で訴えた人がいる。
 我々が知らないといけないのはこうした世界のことである。

キリンの子 鳥居歌集

キリンの子 鳥居歌集


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