御利益のあるノート

　生徒から提出された夏休みの宿題のノートを点検していて、こんなノートを発見した。なんと太宰府天満宮の金文字が表紙に刻印されてるのである。きっとこんなノートならかなりの御利益がありそうだ。家族の誰かがここでお土産に買ったのだろうか。それとも本人がそこまで出かけたときに買ったのだろうか。そもそも高校生や中学生がこんなものを売店で発見して、自分が使うために買うだろうか。こういうのを買うのはおそらく祖父母ではないだろうかと私はあれこれとその由来を想像したのである。
　太宰府天満宮といえばやはり梅が枝餅である。私は何度か行ったことがあるのだが、必ずお石の茶屋で梅が枝餅を食べることにしている。一番上まで行くと、そこにたしか煉瓦造りのアーチ型のトンネルがあったことを思い出した。
　さて、今自分の記憶を確かめるために太宰府天満宮のＷＥＢサイトを見ると、そこにはだざいふ遊園地というお子様向けの遊園地があることがわかる。そんなものはあっただろうか。全く記憶にはない。また、九州国立博物館というのが２００５年に開館しているらしい。これも知らなかった。この博物館と太宰府天満宮はトンネルで結ばれてるとか。最後に行ったのは結婚した年の夏だからもう１８年も前のことである。九州にはそんなに長いこと入ってなかったのである。
　そうそう、自分は無料でクルマを停めるために徒歩５分ほどの歴史資料館にクルマを置いて、そこから太宰府天満宮に出かけたのだった。そんなことも今思い出した。どうして太宰府天満宮に行きたかったかというと、そこがさだまさしの「飛梅」という曲に出てくるからである。

＞あなたがもしも遠くへ行ってしまったら　わたしも一夜で飛んでいくと言った　忘れたのかい？　飛梅

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